歌詞・カードジャケット作品

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【鏡音レン】英雄嘆歌(倉川テイラさん作詞)

烏有_喪音

烏有_喪音

半年前に投稿した時はミクに歌わせてましたが、作詞者の要望もありレン・バージョンをUPします。実は音程を高く作りすぎてどうにも調整がつかず諦めていたのですが、思い切って素に近い状態で作りました。一種の開き直りです。


歌詞は

足早に行く 硝煙の雨 噛み千切る様な痛みだけ
残れば良いと 嘲笑う彼は 刹那に塗れても起つ
漆黒すら浅い 暗雲の向こうを 突き刺すが如く
細身の剣を 迷い無く掲げ言う

『タタカワネバナラヌ』

背に抱えるは 巨万の命と積み重ねた歴史の証
欠片も捨てる勇気があろうか
いや 私には有り得ない
愛する者も愛してくれる者も要らない 孤独よ
それだけが私を怯ませぬ 英雄へと成して行く
涙を流すな 皆の衆
救いを願うな 誰だろうと
戦地に尽きる者は 最強の独りだけで良い


僅かな隙間 荒野の終わり 出会ってしまう一輪の花
赤く華やか 太陽など緩く 芽生えた夢は終わらない
途切る事も無く 戦乱は渦巻く 初めて手探った
告白紛いは 声に変えるなど出来ずに

『タタカイガウバウ』

背に抱えるは 眩い想い出と愛を知った意味と証
戦塵が巻き起こす惨劇
何時から他人事だっただろう
愛した者も愛してくれた者も消え逝く 孤独が
無知過ぎた私を怯ませる 英雄を屈伏させる
涙忘れた 愚か者よ
救い願った 弱き者よ
戦地に尽きるべきは 最悪の独りだけで良い


愚問だろう どれ程逞しかろうと明晰だろうと
小さき男の身一つなど 盾にすら成らぬ
弾丸を弾こうと 跳ねた弾が必ず何かを奪う
夢を見るな たった僅かなお前の命で救える世界など 無い


背に抱えたは 巨万の命と積み重ねた歴史の証
欠片も捨てる勇気など無く
彼は自分を消した
愛する者も愛してくれる者も居たのに 孤独と
戯言を信じ決して怯まず 英雄と謳われた
涙を流し 憐れ悼む
救いを与えよ 手向け厚く
戦地に尽きた者の数は 彼と彼女の二人だった