谷底らいおん
ライオンは我が子を千尋の谷に突き落とし
這い上がった子だけを育てるという・・・
這い上がれなかった「らいおん」さんの歌です
注：このらいおんさんはわたしのことじゃありません
1
目覚まし時計に起こされて
まだ十時と二度寝する
世間さまはお仕事
してるとゆうのに
僕の肩書 就浪生
本職ニートのひきこもり
ぼちぼちおきて
洗面所の灯りをつけた
ライオンは我が子を谷へと突き落とし
這い上がる子供だけがライオンになるという
さしずめ僕の場合は世間からずり落ちて
谷底でひっそり暮らす「谷底らいおん」さ
鏡に映った自分の素顔は
相も変わらず灰色してるけど
それでも僕は自分なりにやってるよ
いつか僕もライオンになる日が来るのかな？？
2
メールの通知に気がついて
期待をこめて開けてみる
モバゲーからの
メールと知ってガッカリ
ひきこもり歴はや五年
まるでインドの修行僧
訪ねてくるのは
NHKと宗教勧誘ばかり
谷底に落ちたばかりのあの頃の僕は
何度か谷底から這い上がろうとしてた
あまりの崖の高さに怖気づいた僕は
いつしか谷底暮らしに胡坐をかいていた
自分の居場所を改めて確かめる
相も変わらずアマゾンの箱ばかり
それでも僕は自分なりにやってみる
いつか僕がライオンになる日のために！！
～間奏～
昔 絵本で見た巌窟王のおじさんは
牢屋から抜け出して大成功を成し遂げた
僕もあきらめないでそれなりにやってれば
いつかこの谷底から抜け出せる日が来るのかな・・・
鏡に映った自分の素顔は
相も変わらず灰色してるけど
今度こそ僕は自分なりにやるよ
きっと僕もライオンになる日が来るさ！！
