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初音ミクを振り返る その3

初音ミクを振り返る その3

てきとう怪獣

てきとう怪獣

なんかその2からの続きです。
妄想に任せて書き綴ったのが、前後編に別れてしまった原因ですね。

前回までの話は、1986年版ファミコン『初音ミク』のゲーム内容だった。
作曲して、それを背景がつくだけの『ステージ』で歌わせるという、今見れば他愛もないゲームだった。まあオプションなどでまだ見知らぬ要素が隠されているらしいけど、それはおいておくとしてだ。

苦労して作曲して、ステージに初音を立たせた時は感動して泣いた!という話も多々あり、これまた一種の都市伝説になっている。
『そんな、ファミコンで普通泣くかあ?』と一般人は懐疑的だ。
でも当時そのムーブメントに加わった自分は、なんとなくそれが分かるのである。
『感極まって泣いたとしても、不思議ではない』と。

ネットがない時代、これらの自作曲はカセットに録音して、人に聴いてもらうのが一般的だった。時にはファンがあつまり、トランスミッターで個人の放送局を立ち上げ、各自持ち寄った初音作品を、週末に放送する場面もあった。
一度、ラジカセ持参でエアチェックに行った事があるが、個人放送は放送している人がこちらから見える距離にいるのである。
トランスミッターの性能にもよるが、電波の届く範囲は100メートル前後だったと記憶するし、発信者の近くにいる必要があるわけだ。
もちろん放送現場の公園には、同じようなラジカセ持参の仲間たちが大勢集まっていた・・・。

この感覚、連帯感、ネットワークに依存している現代人にはわかるまい。
初音を分かち合うには、自分の足で行動するしかなかった時代だ。

以上、当時の記憶と記録を、ひっぱりだした昔話だ。
ご清聴、ありがとうと礼を言わせてもらおう。

前回の記事を読んだ人から、自分の知らない初音情報が寄せられている。
公式ではない暗黒の9年間にも、イベント限定販売のゲームが流通していたと言われていて、それが去年の初音ブームに火をつけたとも言われているし・・・。
やはり初音ミクは、奥が深い。

(コメント)
 妄想がビッグバンを起こさないうちに、自分で話を造っておいた・・・。
『暗黒の9年間』のくだりはゴジラを参考にしたりして。
98年から2007年までを範疇に入れると、それこそ収拾がつかないんである。

で、画像はなにかって? 記事とはまったく無関係です。