憐と足枷_inst
手のひらを伝う熱
君から奪った生命力だね
暖め合うなんて
都合のいいあたしの幻想だ
呆れ顔見せないで
少しだけ 時間がいるだけなんだ
大丈夫じゃないけど
どうしようもないと知っていた
不安を抱えたまま耐え切れはしなくて
都合よく感情晒したあたし達似た者同士
情けないよねって自分を守りたいの
見透かされているようで
頭の中全て 君に叫んでいたい でも
拙い言葉やがて掠れていく
足枷になるなら あたしを見限って
優しく繋いだ手を離して
どうせ偽りの絆
試すような真似して傷になる
そんな妄想で自滅してる
弱いあたしを滅して
湿った空気にボヤけた人工的な光が
あたしを嘲笑っている
自意識過剰? 分かってる
消えてしまいたいよ いっそ
プライドばっかの自分が でも案外嫌いじゃなくてさ
面倒臭いねって あたしは自分を笑った
弱さを晒し合って でも癒えそうにはないや
亀裂の走った心臓
笑えないのは何故? 自問自答の果て でも
痛みさえも思考を研ぎ澄ます
孤独には慣れてる 強がりを言わせて
激しく滲んだ目を隠して
頭の中全て 君に叫んでいたい でも
拙い言葉やがて掠れていく
足枷になるなら あたしを見殺して
優しく繋いだ手を離して