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とある家独り 涙する少女 きっと そっと ずっと 見守ってた魔女は 「あなたもパーティーへ 行かせてあげましょ」 言って 立って パって 魔法をかけた 見違えた少女 鏡に映ってる 金色(こんじき)のドレス姿 見て涙 拭いた 時間はあまりない...
Cinderella stands alone
アオ
やんねさんが歌詞を募集なされていた曲に投稿させていただいた4作目です。 http://piapro.jp/t/a-tz 話としては良く使われる(?)「シンデレラ」をベースにしたアナザー・ストーリー的な物語で、テーマは「御伽噺のように何もかもは上手くいかない世界で一人の少女が何を考え、どう生きていくか」です。 曲を聴かせていただいて、ふと、「ダンスを踊っているみたいだな」と思ったことから始まった詞なのですが、ただの御伽噺にはしたくなかった事、「曲の持つ力強さ、どこか悲しげな雰囲気を上手く生かせたら。」と思った結果がこうなりました。 あと、描写にもかなり気を使ったつもりです。細かい表現の違いが何を意味してるのか考えてみたりして、楽しんでいただけたらと思います。そして「頭の中でシーンが浮かんでくる」ようになっていたら嬉しいです。 題名ですが、「stand」は英語で「立つ」という意味のほかに「耐える」という意味もあるそうで、「これまでずっと継母と義姉たちの暴虐に独りで耐えてきた」、「これから独り立ちする」灰かぶり(=シンデレラ)という二つの意味でとれるようにしてみました。 今回この歌詞を書くにあたり、原作の方を改めて読ませて頂いたのですが、いくつか種類があったようで細部の違いを読み比べるのが楽しかったです。ちなみに、この物語はそれぞれから印象強かった箇所を所々編み込んでいたりします。 さてさて、ここまでかなり長くなってしまいましたがご精読ありがとうございました。それでは。