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親作品(0)

「ろうそくの火」の創作に利用した作品

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足りない物を数えたら この両手じゃとても足りなくて
無い物ねだりと言うけれど有る物ならばねだらないでしょう
見えない物を信じたいなどと言う声はもう聴き飽きたよ
かえらないものたちは今日もまた どこで僕らを見てるんだよ
何といわれようとも 蔑まれようとも
何万もの灯火より ただそのろうそくの火だけを守...

ろうそくの火

へるむ

へるむ

2011/03/11の東日本大震災から一年以上が経ちました。
あの日、あのとき、
私は関西にいて、関東にいる大切な人と電話をしていました。
受話器の向こうで薄っぺらい声が地震発生と避難する旨を告げ
電話も切らずに去った直後、私も揺れを感じました。
そこまでのラグと感じる揺れの大きさから
地震の規模が漠然と予想され、
こちらの揺れが収まった直後に
ガス栓を締め出口を確保し
テレビをつけると、この世のものとは思えない映像が
あまりに鮮やかに、克明に、そこにはありました。

大切な人は無事でした。
関東全域に住む私の家族親戚友人は無事でした。
その事実ばかりに目がいき、お亡くなりになられた方々、
そのご家族、ご友人、
その他被災者の方々を顧みることは疎かになっています。

人は物,者どちらにせよ何かしらと関わって存在しています。
一人いなくなって、使われなくなった歯ブラシ。
一つアルバムがなくなって、思い返せなくなった思い出の人。
あらゆる関わりの線を命と呼んで、それらを忘れないようにだけ
私は大切な命たちと生きていきます。