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7.
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 柳隆弘君が行方不明になってから一週間後、彼は無残な姿で見つかった。
 そのときのクラスの雰囲気は、正直に言って、最悪だとしか思えなかった。
 クラスメイトは悲しむ様子など見せず、あまつさえ鼻で笑っていたのだ。あいつ死んだってよ、あーあ、笑えるやつがいなくなっちま...

Alone 7 ※2次創作

周雷文吾

周雷文吾

第七話こと、エピローグ

まず初めに、私はこの物語の登場人物である柳隆弘のとった行為を肯定するために書いたわけではありません。
その行為を認め、あまつさえ増長させようという意図は一切なく、あくまで物語上で必要な要素だったため、こういった表現を使ったまでのことになります。
上記、ご了解の程よろしくお願い申し上げます。



……とは言ったものの、綺麗事だけを言うのは好みではないので、割と素直に言いますが、肯定はしませんが、否定をするつもりもまた、ありません。
誰かがどちらかを選んだとして、それは他者にはわかり得ないとても重大な選択です。安易な肯定だけでなく、安易な否定もまた、唾棄すべきだと思っています。
本文中、初音嬢のパートで、柳君がどうなったのかを明言しなかったのは「まだどうなるか分からないよね」と思わせるため、というストーリー上の問題もあったのですけれど、それを不必要に美化したくなかったためです。
「死」という単語も、必要最低限でしか出さないようにしたつもりです。

今回、生きることについても肯定しませんでした。
出来なかった、という方が正しいのかもしれません。
自分の中でそれはやはり重要なテーマで、耳障りのいい言葉に頼って安易に賛美したりしたくはありませんでした。
これはいずれ、オリジナル物でちゃんと挑戦しなければならないものだと思っています。

ともあれ、原曲作曲のdoriko様、あいかわらず勝手にこんな物書いて申し訳ございません、と同時にこの曲を作って下さってありがとうございます。新しい曲を聞く度に癒されます。
また、ここまで読んで下さった皆様方にも感謝申し上げます。胸クソ悪くてごめんなさい。

例によって前のバージョンにおまけがあります。短めです。

それでは、相も変わらず次回更新予定はありません。
今回のように不意に思い立つまで、また期間が空くかと思います。
それでは、また。