タグ:アイスアイス
5件
家に帰って、早速リビングでみかんアイスとやらを食べることにした。ビニール袋から2つ取り出す。
「「おお!!」」
思わずカイトとはもってしまう。それぐらい、どこにでも売っているそんな装いをしていたからだ。だって、ちゃんと原材料表示もあるしみかんアイスって書いてあるし。ちなみにカップだった。蓋を開けると...感じるアイスアイス、アイスな話。 【マスターとカイト】
もごもご犬
外観は、ベージュでおおわれた壁。窓は丸くて、外枠は水色だった。ドアは木製で、しっかりしたブラウン色に染まっていた。そんなフールスーパーの前に立って、しばらく眺める私とカイト。
「・・・変わりましたね、ここ」
「そうかな? 私は1回も来たことなかったよ?」
「そうですね。・・・まぁ、変わることは悪いこ...ひたすらアイスアイス、アイスな話。 【マスターとカイト】
もごもご犬
暖かい日差しの中を、軽やかな風が駆けていく。そんな∞通りの中をカイトと2人で歩いていた。
「そういえば、マスター」
隣を歩くカイトが口を開く。
「何?」
私はカイトを見る。
「あの・・・フルーツスーパーが始めたっていう、オーダーサービスっていうのは何ですか?」
「それはね、色々なことをしてくれるんだ...求めてアイスアイス、アイスな話。 【マスターとカイト】
もごもご犬
しばらく時間が経った頃。後ろから、
「マスター、すみません」
という言葉。・・・こうやって書くと、さっきまで寝てたってのが感じられないけど、実際はものすごく眠そうな声。いかにも寝起きですっていう副音声が聞こえてくる。
「別に謝らなくていいよ。カイトだって、熟睡したい時あるしさ」
私は振り返らずに、パ...今度こそアイスアイス、アイスな話。 【マスターとカイト】
もごもご犬
「あのさ、カイト」
私はふと思い立って、リビングで溶けているカイトに言う。
「ちょっと、聞きたいことがあるんだけど」
「・・・」
液体カイトは溶けたまま。いっこうに元に戻る気配がない。
ピッ
暖房を消して、代わりに冷風を吹かせることにした。びゅおんびゅおんと風が吹く。
「・・・あれ、効果ない」
私は...アイスアイス、アイスな話。 【マスターとカイト】
もごもご犬