タグ:森下脳
5件
流れ続ける時の中を果てのない空に浮かび
永遠に繰り返される季節でさえ 無情にも散ってゆくかのようだ
朝焼けと共に現れて 昼を照らしてくれる光
その輝きは強すぎるせいで
たくさんのものを燃やしては悲しみ泣いた
明け方の花のように儚くも優しい光
そんな月へは届くはずもない恋心
ああ 流れる続け時の中を果...烏兎怱々(訳)
森下脳
可愛げのない 白を纏って
今日も私は釘を打つ
アイツのせいで…
静けさを背に 闇を纏って
今日も私は釘を打つ
アイツのせいで…
ありふれた日々のぬくもりと
そこにあるべき人の影
消えて 消えて ただとめどなく
零れ落ちた雫...釘を打つ
森下脳
あの日見えた 夕立ちに咲く傘
声にならない言葉 雨音にのまれた
ひざを抱いて 閉じ込めた想いは
ラムネ瓶のビー玉 行き場なんてないの
弾けきれない心は 乱反射して
いつまでも飲み干せない ぬるい甘さ
優柔不断 わかってるのに
今も 動けないまま
届かないはずと知ったのに ときめいて
寄せて返す波...うたかたサイダー
森下脳
流るる刻の中 果てなき空に浮かび
永久に巡る四季さえ あはれも散るがごとし
朝焼けに生まれて 此の世界を照らし給ふ光
その強き輝きゆえ 数多を燃やしては悲しみ哭いた
儚い優しさ 花 彼は誰時
然も兎へ及ばぬ 心愛し
嗚呼 流るる刻の中 果てなき空揺蕩ひ
夜を知らぬ烏の宿命とて いとをかし?
夕闇に生...烏兎怱々
森下脳
陽だまりのまねごと 優しかった光は
儚い雪のように どこへと消えてゆくの?
夢の中を歩く面影 変わらないまま
聞こえない言葉は 壊れた空へ消えた
えぐられた景色と 世界の真ん中
立ち止まることさえ 恐くてできなかった
キミをなくした心 終わらない藍を刻んで
ぼやけた瞳に揺れた 「おやすみ」届かない
...ぬけがら
森下脳