タグ：獣

泡沫の竜胆に只々滲み出る
飽く夜明けの遠吠え
悪見掛けの損失
這いずり、拝み、尊ぶ
吠形吠声乱反射
伽藍洞頭のご臨終
本能限界圧縮
醜き慟哭の排斥
遥か遠路に待ち望む
我らの退化を...

穢れた君を知った
あの時のままでいいのにな
もう 僕の物ではなくなった
そんな顔もあるなんて知らなかった
僕が今見てる君が
夜桜の下　肥やした人の上
僕には見せないように　見下ろして
好きだった花が育ってく
名も知らぬ獣を抱き締め
何が愛だって?撫でて唾棄して...

S
風向くままに手を挙げろ
みっともないあんまりな世界だ
人の振りして人には為れず
気分は幽霊 生き恥晒して
バカみたいな恋でもして
お前も笑ってみせろ
A
揺らいだ理性に
獣の本性は抑えれず...

Aメロ
ガタイが良いからとか
熊みたいだからとか
心には関係ない
勇気には関係ない
Bメロ
声が震えたって
顔が赤くなっても
望んだ身体じゃない
S...

Aメロ
曖昧なビタースイーツに
酔わせて猫のように鳴いてる
感情を隠すために尻尾を一つ
切り裂いてもまだもう一つ
Bメロ
性別も見境も盛り場で
喉を鳴らして舌舐めずり
熊さん虎さん毛皮に隠した
そのままの素顔鼓動を聴かせて...

仔猫の耳 孔雀の羽
焦がれていても 届きはしない
餓狼の牙 鷹の爪は
遊戯に呼ばれることはない
薄汚れた森の掃き溜めの中で
生き血に塗れた指咥え
力尽くしじゃれつく兎の群れを
宵が明けるまで 眺めてる
踊りましょう 堕天使のあえかな吐息
群れを成す憎しみを戯笑に変えて...

何気無しに
琴線に 触れている
甘い果実で
惑わされ 獣（本性）が
暴かれて 剥き出しに
噛み付いて離したくない
衝動が抑えられなくなる
アイラヴユーを奪うくらいの
唇に触れて
嫌がる間も与えず引き寄せ...

黒いお城に棲む獣
その飼い主は王子様
世界でいちばん、残酷な
黒いお城に住む王子
獣と共に散歩をすれば
皆は怯えて逃げていく
獣と共に叫んでみれば
赤い血の雨が降ってくる
「さあ、もうすぐ始まるよ」
「お城の大サーカスが」...