タグ：香鈴

何かを手に入れて
何かを失くして
花束抱えても
見上げる 空を
わずかな人生(とき)を
大いに悩んで
歩いてゆくのです
風吹く中を
遠回りをしていた
いつか意味も分かるよ...

手のひらに広げたら
消えそうな夢を
がむしゃらに
抱きしめてた
あの日は遠い
現実を盾にして
窮屈に生きる
ありふれてる
幸せだと思う
今ここに そばにある...

秋うらら
肩を並べて歩く
さわやかな
青い空 続いてる
街路樹の
葉の香り
ふと交わす
微笑み やさしい
あきうらら
かたおならべてあるく...

頬寄せ合い見てた
あの星の欠片も
あなたがいないなら
消えたらいいわ
まだ愛しているの
不埒な路地裏を
彷徨い 歩くのよ
月夜にさらされて
身を翻す
まだ愛しているわ...

夜空の中を
駆け抜けてゆく
叶わぬ夢も
あらゆる過去も
疲れた翼
心を閉じて
おやすみなさい
わたしの胸で

何も持たずに...

崩れそうな砂のお城
あいつがそう名付けたのさ
酒も飲めぬ 正気話
終わりだね お姫様
跪き 見せた 愛の言葉
いつまでも覚えていてさ
別な子と向かう旅行きっぷ
勘違い 逆効果だね
崩れそうな砂のお城
あいつの見る夢の続き...

なごり雪
風が滑る
水を跳ね
飛び立つ鳥
遥か浮かぶ
故郷(こきょう)恋し
山並みが滲む
春霞です
指を折り
待ちわびたと...

さよならは
始まりを連れて
旅立ちの道に立つ
蕾開く 今
君は行く
その翼を
空へ広げたら
花のように
咲いて見えたんだ
輝いて...

夜空のこころが
澄み渡る 優しい夜に
集まる星たち
悲しいほど
静かな祈り抱いて
果てしなく
夜空のこころに
なりたくて 小さな夜に
見つめた 彼方へ
寂しいほど...

見上げた夜空
白い息
逢いたい人は
もう いない
街の明かりが
はしゃいでる
空から雪が
落ちてくる
あなたへ
メリークリスマス...

歩道橋 駆けてく
人の後ろ姿
ビル風が強くなる
下を向いた
上手に 上手に
心を騙して
グレーな世界に
瞳を浸して
手に入れた 幸せが
泣き濡れる 街角は...

落ち葉を踏む
足がとまる
木枯らしが吹き抜ける
あなたは言う
痛いくらいね
冷たい 胸が
僕はまだ気付かずに
風邪をひいた
あなたの目が
すり抜けてく...

砂浜に
口づけを
するみたいに
足跡を
つけていく
髪がなびく
恋はメルヘン
彼女のため息は
琥珀色した
こぼれた日々の夢...

フロントガラスを
打つ雨
空から落ちては
流れる
とどめを刺せない
あなたの声色
ah たぶん優しい
冷たい雨
閉店間際に
ごめんね...

あなたの胸
流れる雲を
飛び越えたら
何が見えるの
時々聴く
悲しいメロディ
そのわけまで
知りたくなるの
あなたの海に
たどり着きたい...

明日には
今日よりも
越えていたい
越えていこう
誰一人
同じではないことに
愛を知るよ
うわべの世界で
自分を見失うね
心の果ての旅へ...

照りつける太陽に
背を向けた 砂の上
誰からも愛されぬ
人なんていないのさ
これはただ
ひとり言......
波の声
聴いていた
時間などないように
灼熱の風が吹く...

言葉もなく
撫でる風
燃え尽きて
沈む赤
生きるのが
少しだけ
つらくなる そんな日
君にもあるか
同じ空見ている 君に
ここにいるよと笑ってみる...

零れ落ちてゆく
胸の隙間に
眠りの中へと
辿る道筋
遠い記憶の
時を紡いで
抱かれるように
くるまれたなら
優しいふりして
寂しさ寄り添う...

暮れゆく 一日
遠くの街並み
見たくはないものを
見なけりゃ生きてはいけず
静かな波音に
心を寄せるよ
はぐれた鳥は
何処へ帰るのか
それでも高く
翼ひろげ飛ぶ...

誰でも一度泣くのかな
風吹く街で 一人きり
会いたい人に会えなくて
帰りの道も見えなくて
何にも言わずに鳥たちは
大空高く飛んでゆく
誰でも一度泣くのかな
雨降る街で 一人きり
優しい人になりたくて
今より強くなりたくて...

見上げた夜空
白い息
逢いたい人は
もう いない
街の明かりが
はしゃいでる
空から雪が
落ちてくる
あなたへ
メリークリスマス...

歩道橋 駆けてく
人の後ろ姿
ビル風が強くなる
下を向いた
上手に 上手に
心を騙して
グレーな世界に
瞳を浸して
手に入れた 幸せが
泣き濡れる 街角は...

零れ落ちてゆく
胸の隙間に
眠りの中へと
辿る道筋
遠い記憶の
時を紡いで
抱かれるように
くるまれたなら
優しいふりして
寂しさ寄り添う...

誰でも一度泣くのかな
風吹く街で 一人きり
会いたい人に会えなくて
帰りの道も見えなくて
何にも言わずに鳥たちは
大空高く飛んでゆく
誰でも一度泣くのかな
雨降る街で 一人きり
優しい人になりたくて
今より強くなりたくて...