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私は生まれつき誰もが言う
「幸せな人間」と呼ばれるやつで
何かを望んでもその前に
気がついたらもうそこに揃(そろ)ってた
私は生れてから誰からも
「幸せな人間はどうなるの?」って
何も答えられないその問いに
けれど誰もが何度も拝んでた
分かるわけないでしょそんなの
なら宇宙の始まりを解いてみて...Philosophy World
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夜道、サンダルの音と影
振り返ると少女が笑ってる
「目が覚めたんだ。帰らなくていいの?」
頭の中の波が引いて涼しい海岸の縞模様
元来た道すら分からずに街灯がケタケタ笑ってる
コップの中の過去は乾いた地面に吸い込まれたみたいだ
目が合って君は言う
「自我の境界にご注意を」
(サビ)
立ち止まって壊した...Memory World
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大切な何かを忘れてる気がする
滴る雫を忘れてる気がする
小さければ小さいほど楽しくて
よく手をつないで歩いていた
大きくなるほど苦しくて
毎日を必死で走っている
(サビ)
あの何か叫ぶ虫の声も
吊るされた透明のガラスの音(ね)も
忘れちゃいけないバケツの中に...Sky World