あれのん

食い殺されて and the world as if were nothing
So my distance has been dead
the soul went back to itself　
You guys stopped having a voice

錆びついていた　古びた理論の
...

駆け抜けろ　仕方ないさ　
ちぐはぐな　青春だきしめ　
うるさくて 嬉しくても
ただ　まだ　優しくても
退路　塞ぎ込んだ
舞い込んでこう　この日常よ
吐き出してさ　いくぜ爽快
空を靡く（なびく）天を指せ
「サビ」
飛んで　桜波（さくらなみ）　僕ら脚（あし）　　　　　　　　...

仇にだってなるんでしょ　流れ弾に霞んだみたいにさ
笑ったときには上向いて　ゆるりとスピード上げていく
遠回りして　駆ける坂道　朝焼けに君と歩く
熟れた踊り場に　庇（ひさし）の割り当てられた
呼んで　昇っていく太陽　触れてみたいんだ
氷の花に　切なさ当てがって　ゆらりゆらり　飲み込んで
角の真夜中　間...

投げ出したくなるときもあったんだ
手につかないくらいに一人きり
僕のことに縛られて　思いやりの欠片さえ
飛ばしてさ　前に　上に　見えるといいな
努力の分だけ実ってさ　小さな果実を結んだのさ
靡いた風に　一期一会を　見出した
回りまわってく　日がな毎日に
やり残した　残像を　塗りつぶしっちゃてさ
上の...

昔話みたいにさ　素直になれたら
違った私になるだろう　
からからと　足音（あのと）踏む　私みたいじゃないよ
目の前の　君の真似　始めたら負けそうで
一度　手を伸ばしたら　フリルスカートよろしく　裾回り
閉じ込めて　慟哭あげてみようかな　私なんかじゃいいですか
組み合わせた　両手の　胸の前
怖気づいち...

押し込められた小説に
弾きならした音楽の雲
熱く燃えてろ漫画みたいに
届いたらいいのに
道理でそうだとわかったんだ
見たことないから　僕の羽
湖面に飛び降り朽ち果てろ　
いま
高台からみかけた　友人に
たまらず一声かけてみた...

声上げた　夜の帳に
悪くない　月明り儚く
ねめつける　外灯の下
今夜も一人　道を選びたくない
二人そろう　律動　
明けた空は　怖かった
暗躍して　僕を守りたくて
浅はかな計略を屠りさってみてよ

　熟れた果実を貪って、彼女は机に突っ伏した。予鈴が軽やかに電子音を鳴らす。
４月ゴールデンウイークの手前、彼女は恋をしている。「おーい、愛花起きろよ」
くたびれたネクタイは殊更教諭に似合っている。廊下で心の知れた友人とも一時、別れとなる。惜しむような男子生徒でさえ疎かにはしない。授業とは大抵そういう...

蓋を　開けて　飛び込みたくなったんだ
ふわり　揺れる　奔流に　晒されても
下がる　世界は針の筵に消えて
楽し気に張り裂ける
虹色に駆け抜け　老いていく
むしろ　好みじゃないの
間隙（かんげき）に除く　野蛮な光

ライトノベル、それは宝石のような。ようこそ、終わりの世界へ、という最近発行された文庫本を彼は手に取る。右手は頬に当てられ、思案顔だ。十中八九、購入如何に思惟を割いているのだろう。苦悶に表情が苦くなっている。
「ふーん、まあ在り来たりだよな」
ライトノベルにはこれといった定義が示されておらず、時によっ...