緋空

鳥籠の中で歌う
誰にも知られない歌を
届くことのない旋律
何処にも存在しない彼方へ
切り裂いた断末魔
絶望の淵へと誘う
壊れたままの言葉で
ナイフを突き刺す
必要とされないままの
壊れた歌姫は...

“戦慄”
暗闇の中　向き合う二つの影
照らし出す　紅い月
殺意の視線を交える
“ココロ”踊る瞬間
誰にも邪魔などさせない
この瞳を魅入った時から
貴 方 ハ 私 ノ モ ノ
愛シテイルから殺スの
血塗れの美しい姿へと...

繰り返す言の葉
伝えきれずに消えていく
風が乗せて届けてくれればいいのに
無理な話
もう少しで桜が咲く
いつの間にか刻まれる時
どうやったら伝わるの？
そっと貴方の横顔を見る
「好きだよ」　その一言が
どうしても言えない私...

日曜日の穏やかな昼下がり
猫と一緒に　日向ぼっこ
太陽の暖かい日差しが　僕を包む
気持ちいいな、なんて　寝そべりながら呟く
本当にやりたいコトは何だっけ？
大体いつも同じ毎日
つまらない、飽きた、って感じてるのに
あの大きな空を飛びたいな　羽をもつ鳥のように
ふわふわ流れる浮雲に乗りたい、なんて
小...

ついに来ました！　思い出したくもないこの時期
さてさて去年の嫌～な思い出でも語ろうか←
去年の私は弱い15　皆さん知っての通り義務教育最後の年です
え？分かりにくいって？　中3だよ、普通に！
部活は既に引退しました　私は文化部だから秋だけど
運動部の人は中総体終わったら引退だから　可哀想だよね
・・...

飾り気のない月の光　乾いた風が吹いていた
天に向かって喘いだのは　魔の呪い
痛み始めた心　傷口から命の血が流れる
錆びた感情　枯れた笑顔
世界の“鏡”に映るのは
苦痛、憎悪、悲哀…『涙腺』
この世界に満ち溢れる　悲しみのshudder(戦慄)
灰色の雲が　光を遮る
“神”に反逆を始める人々は　「真実...

（彼は云う、「オレはお前を殺す」と。）
（彼は云う、「お前に最高の“アイ”を与えてやる」と・・・）
　Who's me kill?（私を殺すのは誰でしょう？）
夢の中で覗（み）た、最悪の光景
あがらうことの無意味さを痛感した
割れたガラス　響き渡る悲鳴の数々
逃げることさえままならず
“彼”から後ず...

深い森の中　僕らは歩き彷徨う
光の届かない森で　逃げるように
二人、握った手が　離れないことを願って
僕らは足早に　音を立てて進む
“何か”が僕らを狙う　足音密かに
深い森の中で　目を光らせて！
踊り踊り踊り狂う　何も分からずに
狂い狂う狂った気に　惑わされて
何も何も止まらない　体も悲しみも
この...

壊せ　壊して　跡形も残さず
消えて　消え去って　涙と共に・・・
黒に染めた空に
赤く染められた大地
此処に希望はない
切望と悲哀　絶望と悲願
ぬり潰された　悪と偽り
偽善も愛も情も　　　　　【消エテ・・・】
壊せ　壊して　跡形も残さず
消えて　消え去って　涙と共に...

灰色の空　音の無い旋風に揺れて
雲に陰った　大地は　生命線を失くしてた
何が変わった？　何が違った？
あの日の夜に
星が消えて　月が堕ちて
暴風が吹き荒れた時に
全てが色を失くした夜に　全ての希望が消えた
絶望と哀しみが　満ち始め
人々は　嘆き　悲しんだ
全てを失くしても尚　何かを失うのかと...

街の白い景色眺めて　夢を語る二つの影
ただ一人息を吹きかけて　手を温める
貴方と私　君と僕　互いに違う二人だけど
道も景色も同じもの　あがらうことのできぬ運命（さだめ）
その白い雪が舞い降りた　僕の胸の内に
ただ溶けて　僕の夢に　静かに積もる
何もない地に募る　君と僕のたった一つの夢
一面銀世界の中...