作品一覧
その他
オンガク
気の向くままに 無為に過ぎた 雑踏のような一秒の連続が 暇ではなかった でも面白くもなかった 感じてないわけじゃなかったんだ 「独りぼっち」だって事を 悩みもしない夢なんて 息詰まらない現実なんて 生きてゆく価値も 見いだせなくて 誰とも寄り添えなくて 一人 孤独を抱いて...
真(仮題)
不透明な 音が響く 鐘のような 陶器のような 砂のような いつか見た 麦畑は 金色の孔雀が群れ成す 厳かな英雄の葬列 過ぎし日の憂いは 来たりし朝日の散文となりて 忘れ路の道標 ついぞ消えゆく 微かなる吐息に...
響く(仮題)