
趣味で詩を書いてます。 厳ついアイコンとヘッダーですが、書いてる詩はそこまで厳つく無い…と思います。
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死にたい死にたいって叫んだってさ
何処にも逝けないよ
僕はあまりにも知らな過ぎたんだ
全てを理解する事は不可能だと
言葉を幾ら紡いだって
誰も救えやしないんだ
こんな戯言綺麗事じゃ
自慰行為と同じだ
苦しくて悲しくて辛くて痛くて
縋り付く思いで伸ばされた手を...エゴママソングライター
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どうしようもない程の愛を
抱え切れない言葉を
胸に秘めたままで
いつまで笑ってられるかな
どれだけ名前を呼んだって
どれだけ思い伝えたって
ねぇこの手を伸ばせば
君は掴んでくれるの?
離れていく後ろ姿を
置いてかないでって追い掛けても...リナリア
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生温い水道水で
溜息を流し込む
ぼんやりとした意識の中で
聞こえてくる死にたいの声
カーテンの隙間から覗く光は
どうして僕の心は
照らしてくれないのだろう
泣きそうになってしまうから
心の鍵と共に閉じてしまおう
しあわせってなんだっけ?...(タイトル未定)
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それは急に決まった
意図せずに決められてしまった
よく分からない機械を体に入れる検査
そうそれは
胃カメラ 胃カメラ
鼻から入れるらしいけど
めちゃくちゃ痛そうやん
一応麻酔するらしいけど
やっぱり痛そうやん
考えただけで怖すぎる...胃カメラ
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生まれた時は確かにそうだった
パパとママに愛されて
誰も彼もみんな笑顔で
描いていた幸せがそこにあった
いつからだっけ
パパは帰ってこなくて
ママは泣きながら僕を殴る
当たり前なんて何処にもなくて
僕はいい子になればいい?
頭上を飛び交う暴言も...何にもなれなかった者
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ないなった!ないなった!
ポッケに入れたはずのスマホ
ないなった!ないなった!
昨日済ませたはずの課題ノート
必要な時に限っていつも
僕らは慌てふためいている
ないなった!ないなった!
今日もあれが 見つからない
服着替えた カバン用意した
朝ごはん食べた 歯も磨いた...ないなった!
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「退屈なの」なんて嘘をついて
未発達な身体をさらけ出し
汚い色を塗り重ね
孤独な心を満たしてく
自棄になって着飾ったり
派手なメイクをしてるのは
誰にも愛されない私を
私自身が愛する為
不夜城の女王様なんて気取っちゃって
不必要だと捨てられた自分にサヨナラを告げる...エンコー少女
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「君は僕の愛しの娘。笑顔が素敵な女の子だ。エル。君には僕の代わりに、その笑顔で沢山の人を幸せにして欲しい。」
そう言って私の身体を創る貴方は
何時も優しい笑顔を私に与えてくれました
0しか知らない私に
1も10も100も教えてくれました
博士(パパ)、私頑張るから
どうか私にIを教えて?
私はまだ ...エル
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初恋、其れは死に逝く蝉の様
たった数日で終わるくだらない御話
目が合っただとか ただ其れ丈で
馬鹿みたいに 舞い上がって
何にも知らない癖して
好きになったつもりになってた
すれ違いざま 貴方の横顔
夏の明かりに照らされて
霞んで滲んで溶けていく
目が合った ほんの1秒...初恋、其れは死に逝く蝉の様
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「退屈な物語だったわ」
少女は溜息と共に本を閉じる
代わり映えの無い今日を変えたくて
希望の無いこの場所でも夢を見たくて
開いた名前の無い物語は
少女の乾いた現実を満たすには
余りにも十分過ぎる物だった筈なのに
「ねぇエル、私は何時になったら此処から出られるのかしら…?」
何も答えない ぴくりとも動...アリア
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窓際に佇んで夕暮れを憂いてみたり
寂しげな貴方にそっと優しく微笑んでみたり
誰にだって分け隔てなく平等に接してみたり
百合子 貴方はそんな人
散り行く姿も美しく
だけど目立たず淑やかに
可憐であれ 花弁の様に
百合子 貴方よ咲き誇れ
アンドゥトロワで舞うように
ディンディンダンスを踊りましょう...百合子
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不安と鬱を闇に溶かして
歪んだ愛の劇薬を
不細工な面して飲み干すの
生々しくて苦くてグロくて
気持ち悪い位の不安定さを
吐き出せない儘孤独と抱え込んで
貴方の嘘に溺れてく
救いなんて無かったの
神様なんて居なかったの
幸せは何時までも届かない場所にあって...哀 Love 憂
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僕が望んだ幸せは 当たり前にある筈なのに
何処にも無い 何処にも無いね
今日もまた 残酷な朝が来る
聞きたくない言葉をパンに挟んで
冷めたコーヒーで流し込む
気だるさと憂鬱を鞄に詰めて
重い足枷を履いて外へ出る
使い捨ての駒達が
色を失ったこの世界で
希望なんて持たずに...かみさまなんて居ないんだね
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幸せそうな人だった貴方は
苦しみに満ちた顔をして
愛の唄に包まれながら
遠いところへ行ったんだ
自分本位で自分勝手
わがままで融通が効かない
私のことなんて何も考えちゃいない
それが貴方に対する私の印象
大嫌いでした ええ、大嫌いでした
部屋に漂う煙草の匂いも...お父さん
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綺麗事は要らないから
いっそ背中押してくれよ
振り向かずに消え去るから
何も言わず何も残さずに
愛される自信なんて無いけど
愛されない自信なら有るよ
もう期待とかしてないから
そんな目で僕を見ないでよ
褒められた様な人間(ひと)じゃないけど
恥の多い人生ではあった...(タイトル未定)