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ねぇ、覚えてる?
ふたり居たあの日のことを
たとえば地面を濡らす
春の気まぐれな雪のように
心に小さな水たまりを残して
たとえば太陽に向け背を伸ばす
真夏の向日葵のように
心にはじける笑顔を残して
たとえば落ち葉に降り注ぐ
秋の日の木漏れ日のように...そして季節が巡って
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空になって あなたのことを
ずっと 見守り続けたい
涙は雨に 吐息は風に
霧はいつかの 幻を
空の キャンバス ふたりでいつも
夢を 描いてた
青い空と 澄んだ瞳が
僕を おだやかに包む
いつの頃からか
ふたつに分かれてしまった夢...ナミダゾラ
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大樹
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「甘酸っぱい」
そんな気持ちは忘れてた
過去を美化するつもりはないけれど
昔の日々が光って見える
どこか余裕を無くしている今は
昔に戻りたいとさえ
心の奥で願ってしまう
昔に比べて増えたのは
少しの知識と少しの責任
無くしたモノもあったっけ...いまむかし
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空の蒼さにあこがれて
たどり着くのをいつか願った
遥か広がる蒼い空
そこにあるのは夢と自由
己の力で舞い上がれ
高く高く舞い上がれ
理由はいらない
ただ空の蒼さにあこがれて
海の蒼さにあこがれて
たどり着くのをいつか夢みた...空の蒼さにあこがれて
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ケンカした夜
仲直りの為ひかされた
覚えたてのギター
GLAY~「I'm in love」~
君が好きだった曲
ちっとも in loveじゃなかったけれど
ちゃんとひけるまで一晩中・・・
互いに素直じゃないから
相手の気持ちが分かってしまう
君がこの曲に込めた想いも・・・...I was in love
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春は曙
まどろめば
いつかの景色がよみがえる
桜あざやか水面を染めて
舞い散る花びら
薫る髪
あなたの笑顔が
満開で
蕾の花さえ頬(ほお)染める
いつかのふたりの走馬灯...桜
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君の名は?
あの日まで時計の針を戻せたら
僕はそう尋ねる
君は悪戯っぽく笑う
キャンバスは白いまま
運命を描く神も今はお昼寝中
心地良い風が君の髪を揺らす
吹き抜けるような空の下
僕はもう一度尋ねる
君の名は?
君の名は?