作品一覧
その他
オンガク
ねぇ、覚えてる? ふたり居たあの日のことを たとえば地面を濡らす 春の気まぐれな雪のように 心に小さな水たまりを残して たとえば太陽に向け背を伸ばす 真夏の向日葵のように 心にはじける笑顔を残して たとえば落ち葉に降り注ぐ 秋の日の木漏れ日のように...
そして季節が巡って
空になって あなたのことを ずっと 見守り続けたい 涙は雨に 吐息は風に 霧はいつかの 幻を 空の キャンバス ふたりでいつも 夢を 描いてた 青い空と 澄んだ瞳が 僕を おだやかに包む いつの頃からか ふたつに分かれてしまった夢...
ナミダゾラ