作品一覧
その他
オンガク
儚い言葉ね 「迎えに行くよ、待ってて。」 時を重ね、季節が巡ってもまだ、信じて待ってる はらりと雪が舞い散る。 身も凍る様な寒さの中、二人の幼子が身を寄せ合っていた。 一人は大きく、透き通った新緑の色の瞳に涙をたたえ、震えている。 もう一人は、青空を写した様な美しい蒼の瞳を伏せ、震える少女を守るよう...
雨夢楼