初音ミク、鏡音レンが好きです。小説を書いて行きたいです。宜しくお願いします(。-_-。)
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月の物語 運命の輪3の続き
「ばーか。からかうな」
リンの頭を小突く真似をしながら
「グミは気さくな感じの面倒見の良い子見たいだし、ネルは口数は少ないけど責任感のある子見たいだし、これから一緒に頑張って行けそうだな」
僕から見た二人の印象をリンに伝える、リンが僕を振り返りながら
「うん。私もそう思う...月の物語 [小説] 運命の輪4
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ルカ女王様との短い拝謁が終わり、リンと二人で両親を振り返る。母が僕達をぎゅっと抱きしめ
「二人とも辛かったらいつでも帰っていらっしゃいね」
「お母様、それではルカ女王様に怒られるよ」
リンが泣き笑いの表情で母に返事を返す
「ふふ。お母様とお父様はとても強いから、怒られるのなんて怖く無いのよ」
母が茶...月の物語[小説]運命の輪3
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「ルカ女王様がお見えになります」
僕達やこのホールに居る人々が一斉に臣下の礼をする。少しすると、静かなホールに足音と衣摺れの音が響く。僕達より一段、高い壇上で足音が止まり、女性にしては低めの声がホールに響く。
「皆さん。お待たせしました、顔を上げて下さい」
皆、女王の言葉に臣下の礼を解き顔を上げる。...月の物語[小説]運命の輪2
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紫の夜空に大きなまぁ~るいお月様。
空のお月様と同じ金色の髪を上の所で結んだ男の子が、今日の一日分の疲れを吹き飛ばす様に、少し大きめの声で
「あー。今日は朝から忙しかったなぁ・・」
僕と双子の姉の十二歳の誕生日。朝から色々な所に顔を出しお祝いしてもらい、やっと今日、最後のルカ女王様との拝謁で忙しかっ...月の物語[小説] 運命の輪
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巫空が外に出ると、夜の暗い空に大きな、大きなま〜るいお月様。地上を明るく照らしています。巫空がお月様を見上げながら、ちぃに聞きます。
「明るい。の正体はお月様だったのね」
そう言ってちぃに笑いかけ、ちぃを自分の左肩に乗せます。
「ちぃ。ちちち。(そうだよ。大きくて、綺麗でしょう)」
「うん」
巫空が...月の物語[小説] 運命2
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夜も深くなった夜半。小さな小屋に四歳〜八歳ぐらいの子供達が七人、ひとかたまりにグッスリと眠っています。その内の一人が寝返りを打つと、近くで寝ていた女の子に軽く手足がぶつかりました。
「う〜ん?痛い」
眠い目を擦りながら、女の子が体を起こします。少し周りを見渡し、今まで自分が寝ていた所に手足が有る、女...月の物語 [小説] 運命
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親子の姿が見えなくなるまで見送っていた女性の後ろから、声が掛かりました。
「メイコ」
女性は親子を名残り惜しそうに見つめた後に、振り返り、男の名前を呼びます。
「カイト」
振り返った先にはメイコより背の高い、髪の色は藍色、瞳の色は髪の色を少し明るくした藍色。その青年を見ながらメイコは問い...月の物語[小説]始まり3
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二人は先程まで女性が寄り掛かっていた家の脇まで移動して、二人でしゃがみ、少女が女性の声に耳を傾ける。女性はそんな少女の様子を見ながら歌い出す。
(小さな月の男の子 忍者の子供の肩の上 小さな子リスと肩の上 忍者は走る 風のよう 川を越え 森を抜け ...月の物語 [小説] 始まり2
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晴れた青い空に、うっすら月が見える。その月を見上げながら女性が佇んでいる。茶色の髪を肩より少し短めに切り揃え、顔立ちは美しく、その瞳は琥珀色に赤い色を宿した温かみのある色。すっと伸びた身長に、出る所は出ている、女性らしい魅力的な体つき。背中を木造立ての壁にあずけ、月を見上げる姿は寂しそうに見える。
...月の物語 [小説] 始まり