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「なんちゃって」
おどけたように言った來はニコッと笑った
さっきからヒドイことするくせに…
恨みたくても恨めない人だなぁ…笑
とりあえず、お城の中に入ってみた
「わぁあ…」
全体的に綺麗で眩しいぐらいだった
「あ、でも何で來が呪文みたいなの唱えないとでてこないの??」
「呪文とは失礼なっ! それは魔...【1つだけの命】 第八章
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「あっそういえばあなたの名前は??」
自分の名前を呼ばれて気づいたけど、まだ名前聞いてなかったんだった!
「來」
「ら…い…??」
「うん、そーだよ」
「苗字は??」
「苗字…。僕にはないよー」
「″僕には″ってことは他の人にはあるの??」
「うん。人間でいう苗字みたいなのはあるよ。けど僕等みたいな...【1つだけの命】 第七章
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「…うあぁぁああ」
「大丈夫?」
「うん…」
歩き始めて30分ぐらい
バランスを崩しながらも何とか歩いてます…
けど、私が寝てたところ…くらうふろぉ?からまだ100mぐらいしか離れて
ないんだけど
「ゼルス様がいるところってあと、どのくらいなの??」
「んーだいたい4000kmぐらいかな?」
「え…...【1つだけの命】 第六章
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「何でこんな空中にいるのよー!!
何であんたに羽はえてんのよー!!!!」
言葉遣いが荒くなってきた…
でも今はそんなのどうでもいい!
「だから、君を連れて行かなきゃいけない所があるんだって!
羽は生まれつきの能力!!」
「それってどこなのぉー
能力って何ぃー…」
もう怖すぎて半泣き状態だった
すると...【1つだけの命】 第五話
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同じ制服をきた男の人は、私より年上っぽい感じがする…
透きとおった瞳をしていて思わず見とれてしまった
「そんなにじーっとみて僕の顔になんかついてる?
それとも見とれちゃった??」
「いやっ別にちがっ…!!!」
「なに照れてんのー笑 冗談、冗談!!」
馬鹿にしたように笑ってきた…
何かムカつくー!!!...【1つだけの命】 第四章
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道があまりよくわからないので
さっきの同じ制服をした人についていった
確認はしたんだけど…
結局忘れちゃった…笑
走りながら携帯を開いて時間を確認する
入学式の時間まであと2分…。
距離を考えると間に合いそう!!
けどだんだんに同じ制服を着た人と距離が開いてきてる…
もうあんまり見えないんだけど…
...【1つだけの命】 第三章
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今は登校中!!
初電車登校です~
友達と出かけるときぐらいしか電車にのったこと
ないからよくわかんないけど…
まっどうにかなるよね!笑
「桜川駅~桜川駅でございます~」
電車の駅員さんの声が電車内に響く
桜川ってなんかいい名前~
でもどっかで聞いたことあるようなー…
あっ!!学校の名前じゃん!!!...【1つだけの命】 第二章
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今日から高校生活スタート!!
友達とは離れちゃって寂しいけど…
きっと楽しいことあるよね?
私は″小守 花弥 ″お父さんとお母さんは1年前交通事故で
亡くなった
何で私だけ生きてるのかわからなくて
毎日泣き続ける日々で
ずっと誰かに「何で私は死なないの?」って問いかけてた
ある日そんなことしてもお父...【1つだけの命】 第一章