「なんちゃって」

おどけたように言った來はニコッと笑った

さっきからヒドイことするくせに…
恨みたくても恨めない人だなぁ…笑

とりあえず、お城の中に入ってみた

「わぁあ…」

全体的に綺麗で眩しいぐらいだった

「あ、でも何で來が呪文みたいなの唱えないとでてこないの??」

「呪文とは失礼なっ! それは魔法っていうのー!!」

別に呪文でもいい気がするけど…

來の顔を見たら私を睨んでいた

そういえば、心が見えるんだっけ…

「ごめんごめん!それで何で??」

「ここの城はいろんな王国に狙われてるんだよ」

「そうなの!?」

「うん…。環境もいいし、食物がたくさんあるし…この国を力で奪って
自分のものにしようとする国がいるんだ」

「そんな…」

「だから、王様を守るために城に入るためには魔法を使わなきゃいけな
いんだ」

「そうなんだ…。でも魔法を使える人はどのくらいいるの??」

「この国では、王様に関わる仕事をする人たちが使えるかな?他の国で
も使える人はいるけど、ここの国とは種類が違うんだ」

「種類なんてあるんだ!!」

「うん。ちなみにこの国は″風″だよー」

「へー!どんな魔法が使えるの??」

手をクロスして何かを唱えてる

すると小さな竜巻ができた

「おぉっ!!すごーい」

「こんなの、全然だよ笑」

私達はいつの間にか1つの扉の前にきていた

「普通に歩けるようになったみたいだねー」

「あっそういえば…」

來が扉を開けた

そこには…

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【1つだけの命】 第八章

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投稿日:2013/06/30 10:43:09

文字数:646文字

カテゴリ:小説

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