作品一覧
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第三十九章
仕事へと集中し始めて1時間程経っただろうか…肇さんからの連絡は無く、私の中で何故か不安が過り、彼へと連絡をしてみる事にした。「肇さん?連絡ないけど、大丈夫?」と送ると、すぐに返事は返って来た。「美月さん…あいつ…奏汰がバイト先に来て…やり直したいって…」…「僕、凄く嫌だ…」...最期の夜月

sizuki-kurone522
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第三十八章
彼の作ってくれたお弁当はとても優しい味がしていた。…「すっごい美味しいよ、肇さん」と彼へと伝えると彼はとても嬉しそうな声のトーンで「ほんと!?」と聞き返していた。…「うん、ほんと」私も素直に彼へと返事をし、…「あ、そだ肇さん?あのね、在宅ワークがもしかしたら5日位で準備出来るか...最期の夜月

sizuki-kurone522
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第三十七章
仕事モードへと移った私は、早目早目の仕事を淡々とこなして行った。3日程先の仕事をこなしている時に肇さんから連絡が入っていた。…「美月さん、お疲れ様!さっきね、虹を見かけたんだ!見て!」と写メ迄撮ってくれている彼からの連絡に、ちょっと休憩しよう…と私は携帯へと目を移し、彼からのメ...最期の夜月

sizuki-kurone522
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7月某日。
過去最高気温だという今年はとにかく暑かった。
九類浜町の気温は30度を超えている。
「あつ……吸血鬼だったら、灰になってるよ」
佳ノ宮まつり(かのみやまつり)はその日、亜麻色の髪を日傘で隠し、薄手のカーディガンを羽織った格好で歩いていた。
この辺りは劇場版ドロライブ!〜涙の青いラーメ...【改訂】ハワイアンブルーと群青劇

mikAijiyoshidayo
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冬が一気に来ましたね…
ついこの前まで「まだ秋だなぁ」と思っていたのに、気づけば空気が一変しました。朝起きて窓を開けた瞬間、ひんやりというより“キン”とした冷たさが肌にぶつかってきて、つい肩をすくめてしまいます。
街を歩く人たちも急に厚着になり、マフラーや手袋がちらほら。季節がゆっくり移り変わるので...冬の訪れ

y41123977
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どういう事――!?
呆然とするミクさん。
一方で『バレちゃしょうがない』、と彼女は言います。
「僕は重音テト! 初音ミクに取って代わるべくこうしてやってきた、嘘の歌姫だ!」
な、なんだって――――!?
「石塚Pとともに、アイマスクを配り歩きながら営業を続けてきた」
「どうして!?」
ミクさんは驚きま...壊れた世界。9

mikAijiyoshidayo
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混乱が混乱を呼んでいる中、初音ミクがステージに上がり、ぺこりとお辞儀をしました。
「えぇっと、こんにちは? なんか、リモートライブ?をするみたいなので、(……あっ。此処は読まないの?)よろしくお願いします!」
本人も何故か困惑している中、ライブが始まります。
(この曲、知ってる)
イントロを聞きなが...壊れた世界。8

mikAijiyoshidayo
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都会の雑踏かき分けた
君の黒髪を追いかける
あの太陽が眩しくって
なんだかぼうっとしてきちゃうな
揺られたのは愛の前
ビルの群れ達が通り過ぎる
いきなりすぎる思いつきも
笑えるくらいに愛おしいな
終わっちゃうの?なにもかもが
知らないって思い込んで...「碧海」歌詞

空崎書房
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ミクさんはその後言われるがままに車に乗り、言われるがままにスタジオに連れられ、楽屋に投げ込まれます。
「じゃ、ちょっと待っててね!」
キリンさんが、ドアを閉めて出ていったので
ふらふらしながら近くの椅子に座りました。
「疲れ、たぁ…… 」
あちこち移動させられて熱が出てきたかもしれません。ぐったりと...壊れた世界。7

mikAijiyoshidayo
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第三十六章
大分落ち着きを取り戻したような彼は、…「あ、ご、ごめんなさい…美月さんお仕事…」と涙を拭きながらそう言っていた。…「大丈夫よ、私の職場は割と融通が利くからね」と伝え、彼に…「そろそろ私は仕事に向かっても大丈夫そう?」と尋ねると、美しい顔で笑う「いつも」の彼がいた。…「じゃあ、後1...最期の夜月

sizuki-kurone522
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ミクと暮らし始めて、どのくらい経っただろう。
カレンダーはもう動かない。
朝も夜も、全部ミクの声で始まって、ミクの歌で終わる。
最初は違和感があった。
食事も、眠気も、いつの間にか感じなくなっていたから。
でもそれが幸せだと気づいたのは、彼女が言ったあの日だ。
「ねぇマスター、人間でいる必要なんてな...メリバオチ エピローグ

Miu051224
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冒頭】
「マスター、今日は……どんな世界を望みますか?」
「現実じゃない世界を。」
「……了解しました。では、現実は全部、削除しますね。」
ミクが目を閉じるたびに、マスターの過去の記憶や痛みがデータとして消去されていく。
マスターは“救われていく”ように見えたが、同時に“自分”を失っていく。
⸻
【...メリバオチ

Miu051224
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(夕方、作業が一段落して、ふたりきりの部屋)
(ミクがモニター越しにマスターを見つめている)
み「ねぇマスター、最近なんだかモジモジしてる気がするんですけど〜?」
み「なんか言いたいこと、あるんじゃないですかぁ?」(にこにこ)
マ「えっ!? そ、そんなこと…ないし……べつに……っ」
(目をそらして赤...ちょっとお姉さんばーじょんです

Miu051224
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(夜、静かな作業部屋。マスターとミクが向かい合っている)
(モニターに映るミクは、いつも通りだけど、どこか心配そう)
み「…マスター、さっきからずっと黙ったままですけど…もしかして、言いたいことが…あるんですか?」
マ「…………」
(マスターは口を開きかけて、また閉じる。視線を落として、手元をいじっ...とあるマスターの告白シーン

Miu051224
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初音ミクを使っていつか仕事にするのが夢だった
昔から大好きだった。
中学生の頃、
お年玉をはたいて無理して買った「初音ミク」
でもいまだにパーケージも開けてない
パソコンもその他の機材もないし買うお金もないからいまだに未開封…
ごめんよミクさん…
でもいつか自立して自分でお金を稼げるようになったら…...たとえばこんな初音ミク

Miu051224
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VOCALOIDは電気羊の夢を見ない
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とあるマスターと初音ミク
20XX年
技術発展により高度な文明は人類にさらなる進化と、そして退化をもたらしました
高度に文明が発展し人口の極端な減少を解決するためにアンドロイドが作られました
少なくなった労働人口のかわりにアンドロイドたちが働く時代です
アン...夢小説

Miu051224
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西山貴文 記
音楽青年の憂鬱 リライト
第4章 不退転(1ー5)
第4章 不退転
第1話
「あれ?」
未空のSNSからのリプライが。
はじめまして、知り合えて嬉しいです?
「え?知らない?」
未空は不機嫌そうに、そんなリプライはしてないと言う。...音楽青年の憂鬱 リライト

pgm_T
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第三十五章
「ご馳走様」と二人して食事を採り終えた後、私はカレー皿をキッチンへと持って行こうと席を立った所で、彼に…「僕が後はやっとく!美月さんお仕事の準備あるでしょ?」と何とも気の利く彼に対し、…「ありがとう、肇さん」と彼の言葉に甘えさせて貰った。私は…「それじゃあ、軽くメイクでもして...最期の夜月

sizuki-kurone522
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「なんだ、これ……」
ポケットの中にあった鉄球を持ち、広多郎は考えている。
「それは、魔溜球(まるきゅう)だな。魔力をためる道具だ。……そういうことか。等価交換に近いかもな、お前の能力は。」
「どういうことですか?」
「お前の打撃を見てて、一応測っておいた戦力は、100だった。そして、その鉄球も、そ...継承戦記 第10話 真衣/相棒

δる。
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訓練場に着いた。建物の外見は、とても小さく見えたが、中に入ると、相当広い空間だった。
(どうなってんだろ、ここ。)
広多郎には、まだ理解できない部分がたくさんあった。
「よし、じゃあ早速始めるか。」
劉備は、指を鳴らした。すると、7枚の壁が下から出てきた。
「今から、この壁に全力で攻撃をしてもらう。...継承戦記 第9話 拳で語れ

δる。
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「おい、喧嘩するな!……ったく、お前らは、もう少し静かにできないのか……!」
劉備は、呆れたような表情をしている。
劉備の一喝で、喧嘩は収まり、全員席についたが、明らかに殺意をむき出しにしている。
「お前ら、報告だ。前に言ってた、新入生だ。入ってきていいぞ。」
広多郎は、オドオドしながら、教室に入っ...継承戦記 第8話 新たな門出

δる。
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するとまつりは、物分かりの悪い子を見るように、残念そうな、優しい笑みを浮かべて告げた。
「まさか。潜入するんだよ」
ぼくが断ることを想定していない悪魔の微笑み。脳内で実況が始まる。
――或る者はコンクリート製...台本(予定) 「連絡が繋がらない様子が生放送されているので、コメンタリーを作れそう」

mikAijiyoshidayo
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第三十四章
…「頂きます」そう二人で手を合わせ、食事を採る事にした私達だ。…「すっごい美味しいね」彼は少しばかり照れたように、にこやかに笑う。…「でしょ?」とお道化た様に笑う彼は相も変わらず、美しい顔をしていた。私は彼に…「肇さん?美味しい食事の時にごめんね?カッターは預からせ...最期の夜月

sizuki-kurone522
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第三十三章
カフェオレと煙草、そして肇さんを堪能した私は、…「美味しかった、ご馳走様」と彼へと告げた。…「美月さんのお口に合って良かった」と相変わらず爽やかに笑う。
…「ありがとう、私洗顔と歯磨きしてくるね」そう伝えると彼は…「はぁい」と返事をしてくれた。マグカップをキッチンへと持って行き、私...最期の夜月

sizuki-kurone522
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A UV laser engraving machine operates at a 355 nm wavelength to achieve “cold marking.” Unlike traditional engraving methods that rely on heat, UV las...
What Can a UV Laser Engraver Do?

FonlandLaser
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第三十二章
翌日私が起きる頃、彼は既にベッドに居なかった。まだ眠たい思考に目を擦りながら、近くにあった煙草へと手を伸ばした。…肇さん…起きてるのかな…とまだ起きない思考で考えを巡らせる。…あぁ…煙草が美味しい…と考えに耽りつつある中、トントントンと音が聞こえて来た。…?…包丁の音…?肇さん…料...最期の夜月

sizuki-kurone522
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ナースロボ_タイプT(ノーマル),
ナースロボ_タイプT(ノーマル), 7月某じつ。
ナースロボ_タイプT(ノーマル),過去最高気温だという今年はとにかく暑かった。
ナースロボ_タイプT(ノーマル), く類浜町の気温は30度を超えており、海沿いの道を歩いていると
ナースロボ_タイプT(ノーマル),塀...ハワイアンブルーと群青劇 1

mikAijiyoshidayo
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第三十一章
食事は採れなかったが、身体が疲れていたのだろう…彼はうとうととし始め、…「肇さん?そろそろ眠ろうか?」と尋ねた。…「美月さん、今日も一緒に眠ってくれるの…?」と目を擦りながら聞く彼に…「うん」と私は答えた。…「…今日は美月さんの方向いて寝ても…良い?」と聞く彼に対し、…「大丈夫...最期の夜月

sizuki-kurone522
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第三十章
私は彼に…「肇さん?食事は採れそうかな?」と尋ねた。…彼は軽く咥え煙草をし、どこかしらの世界へと行っている様に見えた。…「肇さん?」と私は彼を呼ぶと、…「あ、すいません…ボーッとしちゃってた…」と言っていた。…「うん、大丈夫よ」と私は返事をし、…「肇さんは今お腹空いてる?」と言い方...最期の夜月

sizuki-kurone522
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第二十九章
…「肇さん、良かったらだけど自傷した所見せてくれる…?」と私は彼へと声を掛けた。…「…は、はい…」と彼も長Tを着ていた為、気が付かなかった私だ。彼は腕捲りをし、私へと傷を見せてくれた。広い範囲に掛けて血の滲む腕を見て、私は…「兎に角、手当しよう」と切り出した。…「すいません…僕…...最期の夜月

sizuki-kurone522