はらぺこ・みぃこ

（Aメロ）
君とはじめて　出会ったのは
蝉鳴く季節　暑い夏
君とはじめて　一緒に食べた
焼き芋二人　半分こ
（Bメロ）
はじめてが　沢山だったよ
君と僕　一緒なら全部
特別だ
はじめてが　温かかったよ...

目が覚めた
もう夜だ
逆立ちした時間
カーテンは
閉じたまま
少し前からだけど
ずっとずっとくらい
世界の中で
まわるまわる時間
止まってくれない...

はろーはろーはろーはろはろはろー
ねぎを買って電気屋の袋
「今日はとうとう君を迎えるよ」
そういってマスターはわらったよね
とりあえずパソにインストールだ
そう意気込んでディスクを入れた
少しだけうとうと
気付けばインスト終わってて
再起動だレッツラゴー
「もうすぐ君に会えるね」...

『君は僕が見えるの？』
『今日は何して遊ぶ？』
壁を一枚隔てた
とても遠い遠い世界
僕の声は届かないけど
今日も窓越しの君に笑いかける
「今日は何して遊ぶ？」
君はまるで
僕が見えているように
笑いかけてくる...

『あはははは』
『うふふふふ』
一人ぼっちな私に私に
お友達ができました
それはそれは幸せな日々
「今日は何して遊ぶ？」
「今日は何して遊ぶ？」
囁き合い笑い
手を伸ばした
合わせた手は...

【A】
遠い世界を
この頭は泳いできました
これはすべて夢のお話
【B】
生きて死んでを繰り返す
これは生まれるずっと前
見ていた長い長い夢でした
【C】
いつ終わるのか...

【A】
望んでいたこととはなんですか？
幸福であるはずの世界で
私はまだ空腹のまま
これ以上何を望むというの？
誰一人答えてはくれない
私の喉だけが渇いていく
【B】
欠けたピースがわからないまま
描いた夢は...

この口は嘘つきです
顔が見えるから綺麗な言葉しかいいません
この顔は嘘つきです
ニコニコしておきながら文字では誰かを追い詰めます
暴言雑踏上等です
顔を見られなきゃなんだっていえるから
言葉のナイフを振り回そう
切る感覚なんてないから
怖くないでしょう？
罵り合い自己主張すればいいじゃない...

【A】
声が遠くで聞こえる
何を言っているの？
誰にいっているの？
あぁ身体が沈んでいく
深海の中呼吸をしながら
【B】
少ない酸素
水で仕切られた視界
浮遊する身体...

【A】
交差点　信号待ち
一人立ち　向かい風に苦い顔
オレンジの空が少し暑くて
まぶしい夕日に目を細める
【B】
最後の一瞬と
始まりの一瞬
【サビ】
秒単位で生まれ変わりを繰り返して...

【A】
真白な部屋　空白の狂気
闇よりも怖い　果てしない白
遠くで水が　波紋を作る
そんな音が　聞こえました
【B】
どこに手を伸ばして助けを呼べばいい？
助けを求めるのが怖い私は私に尋ねる
この手を掴んでくれる手が
存在しないのが怖いのだ...

【A】
同じ道で偶然出会って
バラバラな歩幅で
いつしか同じ速さで歩いてた
「合わせにくい」と文句言いながら
結局一緒に歩くのが好きで
【B】
寄り道して
たまに迷って
躓いて転んで...

【A】
見た目はそんなに可愛くないけど
色は地味だけど
シンプルでパリッとした
【B】
銀色の紙に包まれてずっと待ってる
君と出会う瞬間を
シンプルでもドキっとした
【サビ】
私はチョコレートになろうと思う...