もりやしろ

A
描かれた景色に　目を閉じる
世界から　与えられた生き方
「　神に　愛されない罠にはまった　」
B
確かめる鼓動と　巡らせる勝者の道筋
まだ　知らない　景色に目を灼かれたなら
ほら　始まりの　鐘の音が
S
今　生きるのか　諦めるか...

A
はらはら　舞う花びらも
君が笑うから　楽しく舞う
ぽたぽた　落ちる雨も
君が泣くのを　優しく包む
B
もしも　眠れぬ　夜に迷いこんだ　時には
星も月も　そばに　いると　思い出して
S
例えば　今　君が手を伸ばすなら　虹だって...

A
夢のうさぎに　手を振って
眩しい光に　ウインク
生まれたての世界に　包まれたら
ここから　スイッチ・オン
B
ぴかぴか　お日様に
今日も笑顔であいさつ
こんがり　焼けたパン
となりに　元気の　おまじない...

A
「　むしろ　いいわ　」
例えば　そう言ったら　君は
私の手を　掴んで　飛び立ったり　できる？
B
夜の街は偽物の光で　きらめいてるけど
S
誰も知らない　ふたりになって
この世界から　『ホンモノ』だけ　連れ出して
A...

A
誰かが　隙間で　聞いた
「　ねえ　心は　決まったの？　」
変わらない　日常　なのに
どこかが　歪んで
遠くで　聞こえた　音が
なぜか消えていきそうで
世界が　壊れる…なんて
そんな気がしたの
B...

A
いつも通り
笑う君をただ　見つめ返して　「また明日」
振られた手が　スローモーションで　焼きついてる
走り出した
消える君をただ　この場所に　引き留めたくて
この世の理なんてすべて裏切って
B
止めて　止めて　時を　止めて
C...

A
零れ落ちる　言葉は不明瞭
今にも　降り出しそうな　雨模様の空
崩れ落ちる　ガラスの向こうの
世界は　ウソもホントも　ないまぜに降るの
B
正解なんて　見えない
開いた傘だけじゃ　空は消せない
間違いなんて　知らない
雨が思考力　奪うだけ...

A
輝く虹の中で　君の背中追ってた
重なる足音だけ　ふたりの鼓動を奏でていた
B
一歩　踏み出して　水たまりを超えて
空を飛ぶみたいに　手繋いで
S
ありふれてた日常に　ありふれてない君がくれた　パノラマ
まだ知らない感情に　また触れて弾むプリズム　ここから
A...

S
響いた　君の声が世界ぬりかえていく
A
流れてく　幾千の　言葉と
すれ違うたびにまた　こころが揺れる
B
ひとひら　届いた声が
隠してた　思いを呼ぶ
S
響いた　君の声が　この胸焦がして...

A
目に映るすべてが　色褪せて
夜の中に　溶けようとしてる
眠りを妨げる　月だけが
心を　解き放つ時を待ってる
B
後ろに見えた　悪魔の目が
覗きこんでは　邪魔をする
振り返らずに　走り抜けて
まとわりつく様な　悪夢　逃げ出して...

A・B
君が　いつかくれた　歌を
遠いこの場所で　口ずさんでいる
もしも今　君がここに居たら
新しい歌をふたり　並んで歌いたかった
世界が終わる　時がもう来てる
S
いつか君の願う　世界になって
ふたりで見た　あの夢が　叶うなら
そう願った　ひとりになっても...

A
もしも雪に　なれるのなら
ひとつ想い　隠して　夜空　舞うの
溶けるまで　叶うのなら
吐息なんか　なくして　高く　空へ
B
魔法使いがいる世界なら　お姫様に変われたのかな
願うならどんな事だって　叶えられたかな？
“ あなただけの　お姫様に ”
S...

A
「またね」と君の言葉　心にもないのに
気づかなかったから　青の中に見失った
B
空っぽになった手のひら　消えてしまった君の影
どこにも　映らなくて
S
君が映らない夏の青さから逃げたい
僕らは「さよなら」も　言えないままだったから
青空に攫われたあの日が　僕の“大切”から消えない...

A
瓦礫が世界を埋めてく　必要ないみたいに
「誰かの」なんて言葉も　虚しいくらい
僕は生きてる　こんな世界の中で
何もできず　ただ空見上げてる
B
道徳の中　生きてた　あの子
神様　どこに　隠してしまったの？とか
どうとか　言わない
言える言葉は　もうそんなに　ないけど...

A
真っ白い雲も　波うつ匂いも　空も　僕を待ってる
必要なのは　少しの道具と　勇気と　あとは帆を押す風
B
どこに向かって　船を進めていこう
どんな場所まで　辿り着けるだろう
時には風が　先を邪魔するだろう
それでも　それでも　また
S
さあ　ここから　広い　海に征くんだ...

A
「またね」と　君の言葉　未来に続いてく事を信じてた
ただのこの平凡な　日々は　ここで
誰にも壊されず　進み続ける　はずだった
B
空っぽのてのひら　ふいに消え去った君の影は
どこにも　映らなくて　まだ　見つからない
S
君が映らない夏の青さから逃げたい
僕らはまだ　「さよなら」も　言えないままだ...