ぽしゃの投稿作品一覧

お隣さんの芝生は青く見えるか？
あの青色に　あこがれていた？
同じ青にと　同じ色にと
もはや無理だと　気づき始めた
どうせ敵う　わけなどないと
俺とあいつのどこが　何が違うのかと
焼きつくような焦燥感と
焼き尽くされた願望
陽炎のように　ゆらゆらと焼き続ける
お前はあいつか？あいつはお前か？...

明日が来ることなんて　忘れてしまいたい
今日のことすら嚙みきれない
明日何がまた降ってくる？
渦巻き絡みつく苛立ち
洗い流そうと落ちる夜
塗り重ねられ続けた穢れが落ちない
この夜だけではこいつらは落とせない
そしてまた朝を迎え今日もまた　石ころの波に紛れて
俺も砂利の一部と化する
昨日と今日のルール...

視界に映るすべてが敵に見える
その顔　その声　すべてに裏を探す
あんたも俺を笑ってるのか？
この世のすべてが消えればいいのに
過去も未来も　露と消えろ
折れた心がまだ微かに抗う
声を聞かせろ　お前の臓の叫び
誰かに俺を見ていてほしい
まだ神のお告げでも待ってるのか？
それを成すのはお前なのに...

いつでも美しい
君を見ていたい
君は僕とともに
時を刻んでくれる
いつもと変わらぬ朝
心地よい香りがする
不自由な僕にさえ君は
満面の笑みを浮かべて
君は嬉しそうに　食事の用意をする
僕の口に運ばれる　その食事はおいしかった...

あぁ　俺は誰の手の　ひらの上にいる？
俺は上手に踊ってるかい？
お前らが開くそ　の口は誰（た）がため？
泥沼で勝手に引きずりあってろ
そこで開かれる　お遊戯
登場人物に　どうせアタリはついてんだろ
なぁ　そこの観衆は　何見てよろこぶ？
そろそろ気づいたらどうだ？
そんなつまらない舞台
誰も見てやしな...

4月が訪れるころには
さくらは咲くのに
積み上げてきたものは
大きいの？小さいの？
費やしてきた過去に
価値を感じられず
あぁ
何が正解かなんてわかりはしない
誰か背中を　押してほしいの
たとえその道が　間違っていても...

何が映るの　何が見えるの
逸らすことも叶わず
どんな期待を　抱いていたの
それが己の姿
昔描いた　あの日の夢は
絵空事と嘲る
ぼんやり映る　その両手には
今何を掴んでる？
数え切れぬ後悔
焼かれ悶え動けず...

晴れ続けている国がありました。
雨が降り続く国がありました。
ある人は雨を知りません。
ある人は晴れを知りません。
ある時天変地異が起きました。
人々は不安にかられます。
晴れの国は雨が降り続けそうです。
雨の国は晴れ続けそうです。
でも、どうして雨が降ったらいけないの？
晴れ続けたらいけないの？...

らしくないとか　どうしたの？とか
そんなの余計なお世話だわ
そのお気遣いには感謝よ
でも私の気持ちは違うの
仮にあなたが正解として
でも決断を下すのは私
思い通りに私を
操れる人なんて
世界中探したって
私以外いないのよ...

いつもの見慣れた景色
瞳は虚空を泳ぐ
ひそかに上げる叫びは
響き渡ることなく
このまま時と泥むの？
救われること望むの？
誰かに助け求むの？
それで何が変わるの？
繰り返すその苦み
わかっているのに...