作品一覧
その他
オンガク
遊泳歌 [1] 白銀の雨音たきつけられた熱の中に 胸の中彷徨う時の欠片が落ちていく 街はひっそり速やかな明かりには遠い また明日も少しだけ頬杖ついたなら いま少しずつ足を浮かせて 空を飛ぶように 静かに微笑を分けてあげたのならば 止まない雨に一人待ちぼうけになっても 病まない心を連れて歩いてくれれば...
遊泳歌
時 [1] よいものが眠る町 部屋で一人 小さくラジオの声が流れている “少しだけイラってくるよね”だとか 朝の昼 溺れた魚のように 時の流れ止められるワタシ いつも以上に耳をすまして 時を聴いてココロから 町(せかい)中の時を一斉に...
時