遊泳歌
[1]
白銀の雨音たきつけられた熱の中に
胸の中彷徨う時の欠片が落ちていく
街はひっそり速やかな明かりには遠い
また明日も少しだけ頬杖ついたなら
いま少しずつ足を浮かせて 空を飛ぶように
静かに微笑を分けてあげたのならば
止まない雨に一人待ちぼうけになっても
病まない心を連れて歩いてくれれば
いつも胸にちっちゃな希望や可能性を...
道の終わりまで歩いて小さくダイスキ
[2]
冷たいタイル雫が弾け飛んでいく朝に
駆けて行くどこまでも振り向かずに走り出すの
そう少しずつ足を浮かせて 海を渡るため
静かに優しさを分けてあげたのならば
漂う金魚に目を向けて手を伸ばして
あの空の太陽へ歌えば水面には
そっと胸にちっちゃな希望や可能性が...
光り輝いて真っ直ぐ呟いてネ ずっと
いま少しずつ足を浮かせて 空を飛ぶように
静かに微笑を分けてあげたのならば
そう少しずつ足を浮かせて 海を渡るため
静かに優しさを分けてあげたのならば
止まない雨に一人待ちぼうけになっても
病まない心を連れて歩いてくれれば
いつも胸にちっちゃな希望や可能性を...
道の終わりまで歩いて小さくダイスキ
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