おかゆ

心理現象
簡単に言葉に 遊ばれて目が眩む
そんな馬鹿らしい時間に騙されもう夜だ
街の明かりは　変わりなく忙しなく
変わってゆくけど正解なんてないんだ
揺らいだ揺らいだ僕も
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心行くまで
急いで伝えて伝えてよ
君が止まらぬように...

ダンスホールドール
「コチラヘドウゾ、オ好キナ席ヘ」
ようこそダンスホール
「イッサイガッサイ、忘レニオイデヨ」
おいでよ手の鳴る方へ
何千年もねここらじゃ有名だった
そう何千もの手
こちらに向けられてんだ
そうこちらに向けられたんだ
「コチラヘドウゾ、チケット拝見」...

Transparence
僕の影　夕焼け
揺らぐ世界
　
音の無い喚声
聴こえないや
そんな唸る様な夕景
溶けゆくような有形
何処に行くのか
明日は何処だ...

ナンセンス
誰もいない横断歩道
鳴り響いた僕の鼓動
窓に伝う電車の音
帰り道なだけの事
「不甲斐ない」身に纏い
「悲しい」を締めた
君で塞いだ
耳を塞いだ
弱さを食らい...

放射状のセカイにて
嫌っては投げ捨てて壊してしまう
飾っては触れてはを繰り返すのは
愛して止まないモノだけ
あっという間に過ぎ去ってった
時間は何も残さず消えていった
誰かに揺られて彷徨ってみれば
眩しいライトに手をかざす
きっと言葉だけでは分かり合えぬ僕ら
形の無い世界で嘲て笑う...

Kuuiki
空に浮かぶ
飛行船で
流れる景色を
唯見送る僕
街に写る影の様に
何故か
臆病な感情
交差する
愛なんて曖昧なもんで...

NNSS
かなりトンチンカンな
言葉を探し始めた
やはり僕らは結局
交わらなくて
ひらり身をかわした先で
体は落ちて
くらり妄想で迷った挙句
喚き散らした
さあさ...

５℃
午前五時の
白い空気飲み込む
車線は凍りつく
向かい合った
感覚を忘れて
狭い世界
漕ぎ出す
からまってしまった
頭は治りそうかい？...

Mirage
昨夜降り出した雨
夕景に照らされ光る
誰かが憂う
誰かが憂う
雄弁に現実は語る
有限な時間は進む
僕は叫ぶ
キミは笑う
この手で掴めない物なら...

誰かが殺した魔物
右手に剣をつかんで　
解けた靴紐でさえ
気にせず
ただ振り下ろす
少年は 闇に溶けてゆく
丘に夜明け訪れて
幼い記憶を胸に
悴む手を握り締め
少女は走る...