藤村文学賞に佳作入選して以来、主に小説活動をしています。 今頃になってレンミクにハマってしまいました。 同じレンミクスキーヤーの方に見て頂けると嬉しいです(*^_^*)
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さあ、私を月に連れてって
夢の中でもかまわない
君を想う気持ちが 宙(そら)に溶けていくから
幾度の夜 幾千の過去
探して巡り会えたなら
確かめて 抱き寄せて
そのまま月にさらって欲しい
瞳に私だけ映して
泣きそうな切なさを消して...月が綺麗ですね
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第1幕─第2場─
『ほら、二人とも早く来なさいよー』
細くて砂利の多い森小道を走りながら、少しだけ顔を後ろに向けてリンが呼ぶ。
自分はすぐに追いつける速さなのだが、かなり遅れて走るミクが気になって全力は出せない。
隣国のミク王女は自分達より2歳年上だというのに、元からの天然さが加わって年下に見えた。...【真夏の夜の夢】 第1幕─第2場─
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*第1幕─第1場─*
「もう少し、水を多くしてみようかしら・・」
咲いたばかりの花弁に艶が少ない事を感じ、ミクは呟いた。
多種多様のバラが咲き誇るミクの小さな庭園は、夜の天幕と月明かりで守られている。
城の裏手にあり、目立つ場所ではない庭園は亡き母から譲り受けたもので、ミクにとって唯一の安らげる空間...【真夏の夜の夢】 第1幕─第1場─