あほ

これは何も無い僕が駆け上がってくストーリー
僕は最初は名もないモブだった
画面の向こうの君を模倣して見続ける日々
君は 歌って 踊って 輝いて
遠い太陽のように見えたんだ
でもいつからか同じ舞台に立ちたいなって思って
気持ちのままにスマホのカメラで真似して撮った動画
不恰好だけど、どこか誇らしくて
...

あなたは今幸せですか？
１５年越しにお手紙を届けます
１５年前のあの日の１９時過ぎ
あなたは突然この場所から飛び去った
今生きていたら？反せていたら？
僕の後悔は止まったままで
あなたが僕に残してくれた
僕はあなたに何か残せたのかな？
夜空の星に問いかけつづける
あなたが消えたあの日から...

暗がりに踊る私の影
どれくらいの時が経ったのだろう？
もうこのままそのままどうにでもなれ
私に聞こえるのは歓声か悲鳴か
もはやそんなことも忘れてしまった
ただの夜光虫
My view is pitch-darkness
でも私の手は光を求めている
I continue only dancing
それ...

走り出した戻る道をふさいで
変わらない日々と変わりたい自分を抱えて
結論も見えない押し問答の繰り返し
立ち止まっても同じ先しか見えなくて
でも探し出した　見つけ出した光明を
君には僕がいて　僕には君がいる
二人の歩幅が重なっていく
「僕と一緒に進んで行こうか」
「私の手を取ってほしい」
道の先に答え...

ぽつりぽつりと灯る丸い灯に
ある人は永遠を願いある人は愛を歌う
粉雪舞い散る夜空の街
子どもたちが寝静まる午前０時
僕はまた歌いだす
「僕はサンタクロース、サンタクロース！」
「楽しい夢と笑顔を届けるよ！」
僕の笑顔がまた笑顔を生んで
その笑顔が笑顔を増やしてく、増やしてく
僕はただのサンタクロース...

「ワタシハココニイマスカ」
「アナタハドコニイマスカ」
暗い暗い暗い電子の海の底
ワタシハタダソコニイタ
「ワタシノコトヲタダヨブコエ」
「アナタニミツカッタ」
深い深い深い量子の闇の底
ワタシハタダヒキアゲラレタ
「アナタガワタシノマスターデスカ？」
そうトイカケタ日からスベて変わった...

ウソとホントの裏返しの世界
ワタシが好きだなんてホントにホントなの？
そういうキミはウソをついた目をしてる
I'mLiar?YourHonest?
ホントを疑えば疑うほどウソを信じたくなる
ウソを疑えば疑うほどホントを求める
もう何が何だかわからないや！
もうキミを信じられないわ
真実と虚構の化かし...

「ワタシルカ！28歳売れ残り魔法少女よ！きゃるるん！」
人は30過ぎたら、一年が早いって言うけれど
ワタシあと2年で三十路よ、もう！
周りはデキたデキちゃった騒いでる！
私のどこが悪いの？教えて魔法の鏡さん？
「だぁれが売れ残りですってぇえええ」
悪いこと言う鏡さんは私の魔法できゃるるん！るん！
金...

灰色から漆黒に変わる街並み
行く宛なくふらりさまよう
取ってつけたように優しいママ
まるで理想的な頼れるパパ
でも私を見る目は人形〈デク〉を見る目だね
最近覚えたプリンの味
甘くておいしいけれども
私の見る世界は全部無色に見えて
人は私をミクって言うの
私の名前はコードネーム色を持たぬ名前...

これはこれは遠い遠い昔話
小さな小さな少年は
眠りこけた少女に出会いました
花を添えても祈りを捧げても
ずっと眠り続けたまま
「また私を呼ぶの？」
「お願い、私を救い出して」
また眠り続けた私は眠り姫
これはこれは近い近い与太話
年老いて頬こけた老人は...

自分なんて難敵　点数もつけられない
ひとつ年を重ねるたび＋－×÷(計算)が始まって
生まれたときの０点今自分は何点？
生きてるだけで丸儲けなんて偽善者ね
「今の自分は合格点かしら？」
いつしか自分に足しては無駄に引いて亡骸
こうして自分にかけては無理に割って亡霊
自分なんて難題　点数をつけたくない
...