作品一覧
その他
オンガク
<1> まっくらな暗闇の中 僕はいつだって 君を探して 歩いてきた そうすれば 必ず見つけられるから 消えたのは いつだったっけ あの日はもう 黄昏の光に包まれて 見えない 君も見えない どこにいるの はやく会いたいのに...
君を探す
外に出ると、やる気のない太陽の光が二人を迎えた。肌を刺すような冷たい風が二人の髪を早速さらっていこうとする。 「うーっ寒いねえ。もう冬だね」 ミクは体を縮こませながら後ろを振り返って微笑んだ。 「…そうだね」 リンはうつむいたままとぼとぼとミクの後ろをついて来る。 「こ、こんなに寒いと温暖化なん...
冬のことば・1