perbit

ふと聞こえる波音と　揺らぐ光の反射模様
頼りない街灯が　過去と今交差する
水面に光る月明かり
真っ暗な心に灯すよ
また1から始めよう　時間は沢山ある
冷たい空気が
波音かき分け吹き
「寒くない」と笑う
だけどもうあなたはいなくて
ピントが合わないカメラのよう...

君がそばにいて
何度助けられたかな
その一言がなければ僕は迷い続けていた
差し出してくれた翼
笑顔で返すのが精一杯
君はどうしてそこまで私に構うの？
ありがとうを君に
繋がる未来へ
たとえ姿見えない相手でも少し力になれるかな
ありがとうを君に...

南から吹く風の音と
透き通るように続く青空
ふわふわしてる雲のように
体をそっと預けて
黒い雲が雨を運ぶ
揺れる木々に音を立てる
雫落ちる　瞳濡らす
洗い流そう全て
北の風が寒さ連れて
やがて街は白く染まり...

変わらない毎日を
変えようともしないで
流れてく毎日が
虚無感に襲われる
今のままでいいのかな
自問自答のループ始まるの
暗い　光は遮られて
（先が見えない）
未来　先が全く描けない
都合　いいように考えてる...

毎日君と顔合わせ
想いが溶けては固まって
繰り返してく中で
視線を合わせ辛くなるよ
何度か言葉濁しながら
想いを伝えてみたけど
言葉以上には
受け取ってくれないよね
そろそろ言葉遊びやめて
本気で伝えてみようかな...

今年も冷たい　風が頬を流れていく
こんな感覚だっけ？
細かい事　別にいっか
青が黒に　色変え　街灯がふわり
アスファルトの塊　照らしていく
冬と夜の
透き通る　空気の色が
見えた気がしたよ
ずっとこの冬が　この夜が続けばいいな
この感覚は今だけ　独り占めさせてほしい...

消えかかったあの時の　記憶たぐり寄せる
あるはずない　偽りの記憶内包しながら
思考回路を　寄り道して辿り着く場所には
新規作成　見た事無い自分が出来上がってる
それはただ　触れるだけでも
簡単に　脆く崩れていき
新しい　スペースが増えて
同じ事　何度も何度も続けていく
私が作り上げた虚像を
自分と照...

季節は巡って星空　一段と輝き
遠くの喧噪が素敵なメロディに変わるよ
帰り道　街の風景に色合い増す
一面がいつもと違う街になった
短い秋の匂い　消えた時
見上げた空
寂しくなんかないよ
君がいてくれるから
夜の隙間を拭って
雪が髪撫でる...