ぷろぺら

トウカ
目が覚めたら透けるようになった
誰も僕が見えないらしい
声を出しても 音を出しても
誰にも伝わらないらしい
僕はまさか死んじゃったの
いや心臓はまだ動いてる
食事もできる お水も飲める
でも誰も僕に気付かない
僕は確かにそこに存在して...

君がいれば
すれ違う心
好きの気持ちの方が
たくさんあるのに
ふとした仕草や
言い方が気に障って
そっと抑えこむ
偶然を繰り返して 私の人生があって
何をする時にも 君が中心にいる
そこからはじまるように...

オンリーロンリーシンガー
どうして 叶わない夢を
どうして みてしまうんだろう
どうして 叶わないってこと
どうして 気付いてしまったの
あなたが 叶えた夢は
あなたが 創った時代は
あなたが 見つけたセカイは
あなたが 進んできたミライ
オンリーロンリーロンリーシンガー...

華が舞う　最後の夏空は
思い出す　一人帰り道
少しだけ　早めに着く
待ち合わせは駅の噴水
そんな当たり前もなくなった
向こうの暮らしはもう慣れたんだろうか
僕の方がこんなにダメだとは
華が舞う　夜空の蒸し暑さ
胸を刺す　あの日の笑顔
風が吹く　日本の夏が終わる...

平均的ボクら
Music:ぷろぺら
いつもいつも定着して
上がり下がりは少しあるけど
全体のうち　ど真ん中にいるボク
特に目立つ行動もしないし
決して頭も悪くはないし
先生からの言葉は「マジメナセイト」
平均的ボクらは意味を探している
夢がどうとかそういうことじゃなくて...

思い出ホセイ
懐かしい曲を聴いていた
200万枚のヒット曲
でも思い浮かぶ景色は
その歌詞とは違っていた
幼い頃の風景と匂いが目の前に広がる
時間の速さにのまれ意識が飛んで
考えることさえ忘れかけて
つまんないような無駄なような明日がやってくる
今あなたに会いに行きたい...