タグ「曲募集」のついた投稿作品一覧（9）

A
街外れのテアトル　孤独に溢れて
銀幕のスターさえ　黙って　いる
剥げ落ちたポスターと　擦り切れたフィルム
まわり出す映写機が　映した　残像は・・・
　
B
無口な誰かの　人生譚（＝ジンセイタン）
　（味気がなくて　つまらない）
ひたすら続いた　愛別離苦（＝アイベツリク）...

A
夕焼け空（ぞら）の下で　待ち合わせしたふたり
　間違えた場所で待つ　僕のこと叱った君
　
B
「今まで　何してたの？」って　どうでもいー　こと訊いて
　「そっちこそ」って返されると　答えに詰まってしまう
S
早口言葉になる僕の　鼓動は君より早くって
　呼吸を乱した君の　笑顔がちょっと憎らしくなっ...

A
いま一本　だった道が　二手（ふたて）に　分かれた
　これからも　ずっと同じだと　思って　たんだけど
　
B
どちらがどこへと　向かうのか　そんなこと
　示してくれる　標識は　ありはしない
S
生きるため　やらなきゃ　イケナイことに
　まいにち　追いまわされて...

A1-1
たゆたう波間には　二つの渦模様
A1-2
いづくから出（い）で来て　いづこへと溶けゆく
B1-1
海・鳥見くだす、二つの眼（め）
　空より見おろす水面（みなも）が
B1-2
潮、呑み・吐いて描（えが）かれゆく
　その白、清く規則的...

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝（↓読み仮名なし）
A
ラグナロクの終わり　神々の黄昏
翼のある　白き馬の背に
　兵士たちを向かえ　天空の城へと
　誘いゆく　白き寝ずの番
B
細き腕伸ばして、
凍える空気を　浴びてなお
ひるまずに　導掲げて...

陸を知らない、
陸を知らない鳥は
脚を持たない
パラディサエ・アポーダ
翼は紅く、
翼紅くひらめく
蒼に溶けない
パラディサエ・アポーダ
続く雲より高く　飛ぶ日を迎えて
明けの明星指した嘴...

A
風に吹かれている　ひらめいたリボンがさ
予告したとおりに　帽子飛んでいく
”wau-wau（わうわう）”
B
Ah　砂の町で　くるくると踊る帽子はね
埃にまみれて　もうかぶれやしないからね
S
拾い上げ　ため息 なんてつけば　小さな手が
黒いドアを　指差し　「さあさ入りましょう。...

A
シェルフの片すみ　
忘れかけた　ほこりまみれのレコード
いま取り出して
回り始めたら
Ah　針のせる
（間奏）
A'
記憶のかたすみ
忘れかけて　とぎれとぎれのリリック...

A
波寄せる港には　一隻の船がある
いまだ見ぬ　航路を夢見る　
潮風にのった声　sailor(セイラー）が乗り込めば
汽笛鳴り　航路へ旅立つ
B
”何処へ行くのか？”目指す場所より　
”海が愛しい”想いだけ
抱き進んだ　帆を張って
イルカの群れ　遠くに見え...