沙羅奏樹

A
はぐれた手が触れ合った日を
忘れてまた旅立っていく
あなたとつく嘘だってそう
心にあく穴だって
B
一度壊れた心は何度
形を戻そうとしても
亀裂は消えず不安の風が
隙間を通り過ぎていく...

Aメロ
こんな未来があるなんて
誰も予想もしてなくて
今も不思議に思うんだ
好きは突然やってきた
Bメロ
目に見えないつながりを
手繰り寄せて 抱きしめて
何度夜を超えたかな
会える日にはまだ遠い...

[サビ]
おぼえていますか？あのドキドキした
キラキラな時間　澄み渡る空を
[Aメロ]
毎日が新しくて
カラフルな世界だった
いつの間に褪せていった
大人ってこういうこと？
[Bメロ]
科学館で乗ったニセモノの...

[Aメロ]
これから私たちは恋人ではなくなるけど
お願い　忘れないで　二人でいた時間のこと
初めて出会えた日も　初めて「好き」伝えた日も
笑顔があふれた日も　喧嘩をした淋しい日も
[Bメロ]
かっこよくなんかなくていい　かわいくなんかなくていい
ずっとありのままの二人でいられる　そんな仲がいい
もっ...

[Aメロ]
「今から言うことは本当のことです。
私の隣にはあの人はいません。
昔の私へと、届くならお願い。
おんなじ後悔をしないように、信じて。」
[Bメロ]
信じられるわけがないのに
その手紙の中の内容
当たるから怖いの　それじゃあ
「君のいない未来」もほんと？...

[Aメロ]
君は恋をしてる　私の知らない誰かに
心ここにあらず　隣にいるのに遠いよ
私、嘘をついた　心に「痛くない」と　でも
いつかはほかの誰かと並んで歩くの？
[Bメロ]
君なんか嫌いだ　すぐそばにいたのに気づかず
とても楽しそうに　あの子のことばかり話して
「君だけが好きなの」言えるわけないから...

[Aメロ]
涙が出るのはとなりにいたから
離れていく君見つめていたんだ
言えずに飲み込む「やだよ、いかないで」
空っぽ手のひら確かなぬくもり
[Bメロ]
たくさんの好きを電波に乗せて
毎日静かに心を交わす
あんなに大きなあなたが今は
小さな液晶収まってるの...

[Aメロ]
鳴り響いた目覚まし
めまぐるしい日常
暮れて歩く帰宅路
すぐに終わる今日に
[Bメロ]
素晴らしい出来事なんて求めてないけど
もう少し華やかならと考えてしまうよ
やつれてる？鏡の自分　疲れた顔して
まだ泣くな　まだがんばれる　まだ大丈夫だ...

[サビ]
「またね」で別れたあの日が
[Aメロ]
あの日もこんな土砂降りだった
あなたは一人 空へと発った
[Bメロ]
淋しくない？悲しくない？ねぇ
僕はすごく淋しいんだ ふと
思い出すと苦しいから もう
いつもあなたを想っているよ...

[Aメロ]
あなたがくれる愛情に
私は答えられていますか？
あなたを想うこの気持ち
きちんと届けられていますか？
[Bメロ]
出会えた喜びも
離れたさみしさも
愛しさ切なさも
涙も秘密だよ...

初めて見た彼女は　光をまとい　歩いていた
そんな姿に僕は　不思議と引き寄せられていた
やさしい嘘　冷たい現在(いま)　小さな心を
つらぬいて
「さよなら」　まとってた光は周りの闇を深めてく
そうして　光は消えた　どこに　君は　僕は
強がる　君は今　どこかで一人で泣いてないかなぁ
悲しい現実(リアル)...

[Aメロ]
私は彼女のために生まれた
それから彼女のために生かされ
いつかは彼女のために殺され
彼女のどこかで彼女になるの
[Bメロ]
望まれ生まれた価値とは
彼女のどこかで生きると
いうことだなんてそんなの
大人のご都合なんでしょ？...

[サビ]
「愛してる」の一言で
泣いた君を忘れない
どんなときも傍にいた
二人の日々 忘れないで
[Aメロ]
出会った頃は互いの目に
映っていたのは別の人で
あのままずっと友達なら
こんな別れは来なかったかな...

[Aメロ]
汚いもの見たくなくて
両の手で目を覆った
でも見える だから次は
目を閉じた だけど消えず
[Bメロ]
気づいてたんだけど
みとめたくなかった
弱い僕自身が
汚いものだって...

[Aメロ]
泣き腫らした目は重たくて
“もうこんな世界見たくない”
また目を閉じては夢を見た
ただ涙のない夢を見た
[Bメロ]
怒鳴り声も喧騒も
いらないでしょ 本当は
君が笑う 僕笑う
良かったんだ それだけで...

[Aメロ]
電線に閉じ込められた空は
苦しいと 悲しい色していた
暗くなる 抑えられなくなって
もうやだと 涙を流しだした
[Bメロ]
僕と似てる 隔離された
そこで君は 何を見るの？
[サビ]
閉ざされた心 可能性を...