かなは

世界で１番お姉さま。そういう扱い分かってますわ。
ねえ
その１
髪型ぐらい昔から気づいてますわ
その２
靴なら私が差し上げますのに
もう
その３
お姉さまの言葉には５つぐらいの返事が必要ですわ
それは恋文を綴る為ですわ...

貴方と行く道星の海
明るい道を行くと、あの事が言いたかった。
きっと言えない１つの真実
(兄さん、大好き。)
お囃子の中、ゆったりと着付けた帯が揺れ弾む。
兄さんが金魚をくれた。
　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　(揺れる帯を伝って、伝えられれば良いのに。)

海の町潮風の町
君とこの砂浜を歩く
きっと君の目の藍色は、空の色
そっと撫でる潮風は、この華を咲かす。
海風に乗って君に逢いたい。
瑠璃色の水１つ掬う
まるで君の目の色のような綺麗な水は、私と共に風(ソラ)へ飛ぶ

変わらない町変わらない場所
５年前一緒に歩いた紫陽花は、あの時と同じように輝いてます。
あのたくさんの紫陽花は、死んだ人を追悼する為の物だって、言ってたね。
そんな紫陽花が、今は名所なんだから、不思議な話だねって、笑ってた。
貴方が、笑っていたら、少しだけ、暖かくなったよ。
そんな思い出をくれた、君...

月明かりに誘われてふらり、一人で外へ行く。
バサバサ　ゲロゲロ　ヒューヒュー。
　　たくさんの音。
　月明かりを招待状にお月様主催の、パーティへ。
太陽さんが、作ったチーズを肴に、ジュースや、お酒。
人によっては、踊り明かす。
　　　　　極上の時間が、過ぎてゆく。
それでも時間は、過ぎてゆく。
　　...

春が、過ぎようとする。
君がいない、悲しい春。
君は、桜のように消えていった。
君の元に届けてあげる。
この、君の花。
秋がきた。
水戸では桜が、咲き誇る。
桜の魂を持つ君と、柳の魂を持つ僕。
きっときっと、別れない僕ら。
もう1度届けてあげる。...

モノクロの世界僕は、この世界の主。
知ってるのは、君だけ。
この世界は、僕のもの。君の為の世界。
この世界は、誰にも、邪魔は、されない。
ある日大人たちが、壊しに来た。
お姉ちゃんも此処を壊そうとした。
大人たちは、罵った。　　・・・。負けない。
皆どう言おうと、この世界は、僕らの世界。