冬木矢雲

上手くできない　上手くできない
まだ眠りたい　その5分間
ただ笑いたい　ただ笑いたい
笑顔でいたい　それだけなのに
痛い　苦しい　悲しい　辛い
いっぱい　寂しい　虚しいみたい
こんなんでよろしいなら　付き合うよcry
お気の毒に　まあ
やい！やい！やい！なんであの子ばっかり
私のせいで傷つくのかな...

未来のこと等は　過ぎた心配だ　風で飛ぶくらい
心から抜け落ちた　そう思っていた　劣情だとかが　根を張って
此処で待つことにしたよ　雨も遮ってくれるから
それらしい理由がまだ見つからない儘でも
指切りの約束を　覚えてる限り　
此処に居るから

sea　投げた瓶は揺れて消える
snow　四月だけを繰り返す
night　重ねた　指のひとつが冷たく
low　鈍くて　重い鉛が取り憑く
消した　日々の　儘でいてくれ
さよならを解いた夜の儘
意地悪く笑うのも未だ
ともすれば君の偽善だった
居たい　居たい　居たい
ここになら...

寂しくなんかないと　はにかんで隠していた
季節が変わる度に　衰えてくのが怖くて
永遠なんか無いと　頭では分かるけど
零れる涙だけは　抑えきれずに
それしか分かんないよ　悲しいかなんて
今だって　雨と涙の区別もつかないんだ
なんもかんも　分かっていたんだろ　ねえ
最■の表情が　酷く
酷く　■しげで

未完成のまま死んでった もう最後の仕上げだったんだ
未練ばかりの人生だった　壊れんばかりの人生だった
慣性のまま降り注いだ　ただ最後の雫だったんだ
だから視界不良もいいとこだった　溢れんばかりの暗闇があったんだ
雨の底を見たくて　見たくて
雨の底を　見たくても　溢れんばかりの暗闇があったんだ
その雨...

愛病の痛快な刺激の嵐で　いつだって頭ん中蠢いて　緋
廃病の治療は終わった技術で　どこだって最後の場所に変わる
やったことも無い踊りでしょう　知ったことなんて無いでしょう
診たことも無い奇病でしょう　聞いてたでしょう
最高の本題を持ってきたのは　また　君か　君か　なんて
偶然の合図で踊り出す　ドール
...

置き去りにした通り雨　絡まって　湿った手には　少し温かかった
見ないフリして　隣歩く君より少し速足で　影を越す
今だけ繋いだ右手と左手の温度を　確かめるように
最後まで握っていて　何度目の約束を　
破ってしまって被った雨粒が　やけに冷たくってさ
時が過ぎてゆく　僕達の旅も終わりになるから　ただ　ただ...