閉塞マンの投稿作品一覧
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Ready made 身を売るような仕掛け
Radio head 森林に学ぶ木の個性
Ready made カラーインクで折る指
Radio head 僕の身けだもの
Ready made 身を売るような仕掛け
Radio head ドーモアリガト
Ready made いっきに飛ぶように
Radi...気の毒な既製品の森林に身を売り、身を投げる
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街角で 公園で 夢に出るよなカラフルな
はちきれる網膜に 焼き付けられる街路樹
聞こえるこの音の
狂わす声 ディスイズポップ
朗々と 燦々と 歌い上げてるランキング
耐えきれぬ耳元に 威丈高なデスクトップ
聞こえるその歌の
身を売る声 ディスイズポップ
これが愛だね
これが恋だね...ディスイズポップ
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息を殺すようなキミの歌が
宿る
すぐに消えるようなボクの名前その名
ゴースト ゴースト
ボクもキミもいない場所に何故か
取り憑く
すぐに消えるような記憶だけが宿る
ゴースト ゴースト
ボクらは 亡霊
ボクらは 書かれた幽霊...エクリチュールの幽霊
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身体じゅうに 嫌になるほど
詰め込んだ 火薬のいろどり
未来見えぬ 病んだ両眼に
よみがえる 子どもたちの姿
メーターはレッド
メーターはレッド
その夕べに 見えた撞着
我慢は もう限界
離れられない ラジオの声に
繰り返す ボク異邦人...メーターはレッド
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立ったままで眠りに落ちて
夢の出来事を日記に書く
立ったままで眠りに落ちて
日々の生活をカガミにうつす
空を飛ぶ 海を割る
風になる 影になる
立ったままで眠りに落ちて
夢の出来事を日記で読む
立ったままで眠りに落ちて
日々の恐怖をカガミに描く...夢の出来事
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南の村の天変地異は
氷の肌に効くリズム
地面揺らした胸の奥
鼓動はマグマの暗喩
果てなく続く 健康が
表に出ろとうなる
果てなく続く 半径が
表を上げろと話す
機械のように編み出せない
僕らはいつでも原始的...南蛮渡来
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むらさき色の 夜がうごめく
僕らは見てた
かさばる夢で 劇ははじまり
僕らは終わる
柱が折れて 何も持たず
こんな夜に あるく僕たち
柱が折れて 何も言わず
こんな雨に うつる僕たち
夜は黒くなく 理は白くなく
夢は終わりなく ウツツは終わる...おしまい
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祝祭の日に踊る人を
尻目に 僕は
数回目の彩る連鎖を
見てた いつも
あなたの頬を染める
リズムに合わせて僕は
ただ裏拍を数え
数学を思い浮かべ
踊れない
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黒くも白くも揺れては濡れて
晴れた日の夢はどこまで続く
功徳の曰くも枯れては慣れて
腫れた目の由来どこから来たの
急き立てられる わたしは流れ
堰き止められる わたしは流れ
破れ流れて わたしになる
破れ流れて あなたになる
我らこの夜 心をうつす
我らこの夜 朝待つ雫...liquid room
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無限回廊の中で生きてる
無限回廊の中で生きてる
磁石の道に合わせて
意識のもやに溺れる
無限回廊の中で生きてる
無限回廊の中で生きてる
光景の色は自在で
意識のもやが彩る
何色にも染まって回る
朝は心のpallet...pallet
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いつもの夢の出来事
寝返りのリズムに 合わせて
いまだ僕ら気絶のまま
面影のあなた現れる
鏡に映る僕の顔
気づけばあなたの姿になる
夢の出来事
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見慣れた未知の地図
カーボン紙に記す
爛れた意味の四肢
その身体 機械
その場しのぎの嘘 胸は空き家の比喩
足の踏み場もなく
わからないあした
不安さえも愉快に
終わりからの夢
安物の刃物...Walking On Air
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夜になる 朝になる
突拍子 そのかけがえ
夕涼み 夜歩く
ボクはまだ 人でなし
ダンス ダンス
ダンス ダンス すがたカラフル
立ち話 焼き直し
あなたの絵も 胸に隠して
バス停で 各停で
記憶のメモ きれはしなくす...モノクロームダンス
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合言葉は暗喩の地図
合言葉は穴開き椅子
どの罠も知らぬ身
またの名は鳩
明日のデスクワーク続く
空き部屋の穴開き
空ぶる明日の夕景
ホームで惑う子らはボク
キミ手に入れたね
何もない日...空き部屋の穴開き
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遊ぶ身の記憶 砂に輪を描く
待つバスの列に 耳を打つ声
眠る日々遠く 葦の名を知る
経つ時間長く 肩に降る土
挟まれた挙句 貝のように生きる
肩に負う重み もはや耐えきれぬ
掘り出され売られ 化石のようになる
寝そべる言葉 すべる君の影
晴れた海にまだ見ぬおはよう
雲の上飛ぶ火の粉の魔術に...重すぎる地層
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a
わずらう窓割れて
けだもの なお蔓延る
わめきたてても
誰にも
見えぬその姿
b
鉄の檻に見真似て
籠から出られぬ日々は
いくら騒ぎたてても...モンスター
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胸を透かす風が吹けば
わたしの身体 硝子にも似て
雨 つたい 粒となる露に
想いは似て 着かず離れず
花を咲かす陽が照れば
わたしとあなた睡蓮にも似て
水 濡らし 翅となる夢に
想いは似て 憑いた物の怪
物の怪のように 鏡に映るあなたに憑く
水滴のように 明日に眠るあなた濡らす...リキッド・ゴースト Liquid Ghost
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押して黙った夜 開く口に
静かな鳥 なお崖に届かぬ
青く光った夜 カフェテラスで
ドクター歌う 些事など届かぬ
トラップ トラップ
街角トラップ
街角トラップ 発動 発動
ソケット ソケット
電撃ソケット
電撃ソケット 攻撃 攻撃...劇団健康
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A
星を見れば 雲に静寂
夕暮れの道路 キミの名を知る
B
なにも持たず見てた 明日行く場もなくて
敗れた日の記憶 することのない日
C
空は曇り 牢屋の夢
夜は長く 訪れる
胸を透かす 風が吹いて...睡眠する街
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貝のように黙り 泥を煙に吐く
ものも金も持たず 泳ぐ日々がらくた
病う風吹き付け 日々はただ過ぎ行く
神も己も持たぬ
ボクはサンショウウオ
眠れる部屋さえぎる光なく
急がす道理見る影ましてや
敵も味方もないあなぐらに
あるのはただ日々の恐怖だけ
くらす夜も朝も けだし ただ暗闇...サンショウウオ
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枯れる花 空見上げ思い出す
いまはもはや 帰り路に咲いた
晴れる霧 丘登って思い出す
聞いたはずの 胸の笛の音を
抱かれて 臨もう
突っ伏して光る
狭間に隠れた 記憶の雲に
見えるか? 雲に隠された光
時に優しく 時に厳つく
見えるか? 鳴り止まぬ空の音...記憶の雲
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流されるドライフルーツ
視界の端のユウウツ
流される船のクルー
かわいそうなユメウツツ
流されるドライフルーツ
未開の地に弓を撃つ
流される夢のルーツ
とりあえずは あー
憂鬱な僕のTide
視界の端のユウウツ...Lost in Tide
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とれた靴紐 愉快な輪結び
まるでメビウス ほぐれずほどけず
僕らの間 冷めて手ほどき
まるでメビウス ほぐれずほどけず
とれた靴紐 こんがらがって
まるでクライン 転んで割れて
僕らのパズル 破局の香り
まるで知恵の輪 割れて転んで
たおやかにも あざやかにも
何度目かの 日々を生きる...メビウスの輪
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目覚める前には島にたどり着き
途方に暮れてるLost in Tide
経っても勝っても赤く染められて
せめても願いのヒストリー
戦う前からすでに敗れさり
ただ流されてるLost in Tide
見果てる前にも黒く押し寄せて
未来の見えないあなたにマーク
生まれる前から乗ったドキュメント
気づきもせぬ...Lost in Tide Ⅱ
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Tide
とりあえずは誰からも見えない僕を探しにゆく
とりあえずは誰からも見えない僕を探しにゆく
とりあえずは誰からも見えない僕を探しにゆく
とりあえずは誰からも見えない僕を探しに…
Tide
とりあえずは誰からも見えない君を探しにゆく
とりあえずは誰からも見えない君を探しにゆく
とりあえずは誰から...Lost in Tide
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なんにも知らずに眠りたい
朝日遮るカーテンめくる
風には留まり日めくれば
メトロまでは徒歩のち五分
なんにも知らずに滑らかな
疏水流れる川の奥底
見たくなかったもの見にゆけば
寒気にやられたこの身体
今日も両手がまた殺す
心抑えも切れなくて...flower - 分裂病
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願望を目の端にやりながら
別のことをする 別の何かをする
両腕を動かせば叶うのに
別のことをする 別の何かをする
膠着は凍って動かせない
別のことをする 別の何かをする
人体は重すぎて上がらない
別のことをする 別の何かをする
電線は張り巡らされた
すべてこれよしと笑う...流れる空間、凍る時間
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凍える朝が来る日には
前触れもなく人々は消えて
別れる夜惜しむ間もなく
信号変わり向こう岸の夢
出会いの場所で壊れたぼくら
出会いの場所で別れたふたり
出会いの場所で壊れたぼくら
出会いの場所で別れたふたり
昼となく夜となく 君があなたが
ハローハロー さざなみに代えて...Hello
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昼となく夜となく 押し寄せる波
報われぬ日々の中 押し殺したもの
昼となく夜となく 付き従う心
道理なき星の下 付き従うぼくら
飛べと呼ぶ衛星
大きな空から
探しにゆこうか
ぼくらはロケット
傘もなく雨に濡れ 錆びて行くボディ
燃えて行く空気の中 溶けて行くボディ...ロケット
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昔ほらあの頃に見たね
無謀な夢
街歩く猫
編みぐるみを抱いていた
ここキミの街
街歩く猫
電線が引っかかる
路地裏の
長い果て越え出会おう
ほら確かこの場所で...キミと路地裏