閉塞マンの投稿作品一覧
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視界の果てのそのまた果てに
手に持つ手荷物アジアじゃ足りぬ
未開の地開くその日一日
キミ見る両眼とうに捨てたね
Blind とりも直さず
Blind 今日もメクラだね
未開の地開くそのピストル
行方わからず辺り撃ち殺す
見えない場所はもはや見えない
キミ見る両眼とうに朽ち果て...Blind A Go Go
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A
ようやく訪れた 春の日差しの中
僕達のテンポは パラノイアの摂理
B
僕も君もいない場所で
ただ静かに音楽が
流れていてほしい
A
同じことのあいだで 広場のひとたちは
違う名前もらって 許された気がしてる...静かな音楽
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ノレるリズムが
刻めないときには
変拍子がおすすめ
戻るリズム見失い
暴力を振るわれてみようか
うまくバランスが
とれない季節なら
飛び降りるのがすてき
帰る場所がなくなれば
定期券もいらないね...変拍子
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見たことない空の 色の翳りさえ
流れて 景色をいろどる
居たことない場所の 水のいとなみに
うつした おもかげの記憶
Liquid Room どこか Liquid Room いつか
知らぬ間に見ていた 帰路の景色まで
漏れ出し 姿をかたどる
「いつかどこかでは 知ってたはず」と
そそいだ 雨の巡る日...Liquid Room
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息を殺すようなキミの歌が宿る
いつか見てたはずの夜の景色の中
書き込まれてた記号の間でうごめく
すぐに消えるようなボクの名前その名
ゴースト ゴースト
ボクもキミもいない場所に何故か取り憑く
すでに消えたはずの記憶さえも宿る
ゴースト ゴースト
ボクらは 亡霊
ボクらは 書かれた幽霊...エクリチュールの幽霊
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同じ時を
過ごすことなく生きて
同じことを
繰り返しても遅れ
最大限に癒したはずの傷には
相対してまだ言えない秘密が
閉じてくほどに開く展望
モラトリア
同じ文字を
埋めることなく流れ...モラトリア
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生か死か 鶴をください
折り紙つきの 千年の日まで
生も死も ハリボテならば
映画のように 大げさにして
あなたが話してた
間違いだらけ ストーリーの紙束
あしたが来るまでは
残して欲しかったな
せめて鶴だけでも
生か死か 鶴をください...生か死か鶴をください
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昼と夜のはざま あいだに君を見た
部屋の灯消せば 変わらずに見える
金槌ならいつも 熱い鉄をさがし
手遅れの日々を 変わりなく見せるね
あいだに聞こえる 打撃のその音
合図はもうすぐ 今すぐ撃ち込め
ハンマー叩け
ハンマー 振り下ろせ鉄槌
繋がりゆく連鎖の 間にも燦然と
ハンマー 振り下ろせ鉄槌...ハンマー叩け
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Cracker
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あの日の僕は まだ眠ってる
こんな音じゃめざめはしない
どこかで見た あの分岐路
惜しむらくももどれはしない
ここのところは ずっと眠くて
はじめなくとも終わりがない
旅のレポート 書き続けても
クロニクルにちょっと足りない
Exiles
いまひとつの その日の暮らし...Exiles
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愛してないのに殺すひとの影
くだらない君といたくないぼく
ごめんねいつか夢では笑おう
騙す気ないのについたウソの数
つまらない僕といたくないきみ
おやすみそして夢では出会おう
夢の中には影がささず
明るげな部屋のナラタージュ
こんなメロディ懐かしいね
楽しげなひとの子守唄...明るい部屋
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Habitus
歩いた夜道は知らぬひとの足どり
目にも明らかな私のやぶれる場所
侵入経路はロマンチックなメモリー
踊ろう今夜は他人ごとの気分で
ハビトゥス
(咳こむ誰かの映像には
腕くむ私の面影が)
朝には目覚めて同じ顔の縁取り
擬態のそのわけいつのまにかの共鳴...Habitus
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君にあげる花がない 僕は半分の人間
花にそそぐ水がない 僕は半分の人間
水を入れる瓶がない 僕は半分の人間
瓶にうつる顔がない 僕は半分の人間
流れてく僕未満のスケール
誰もいないからなんとなくちょっと
潜んでみたり隠れてみたり
塞ぎきれずになんとなくちょっと
漏れてみたり濡れてみたり
なんとなくだ...なんとなく
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泡の水面に映る 繰り返す朝の面影に
いやになるほどボクを 見透かすようなその雨は
ボート ナイフ ガラス
オール カガミ 水面
空き瓶にそそぐrainy rainy
群青色のあの朝が
泡の水面に映る キミとボクとのその距離に
笑えるようなストーリー ちょうどよすぎた末路を濡らす
ボート ナイフ ガ...Liquid
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ちょうどよすぎた僕ら
とどのつまり
踊り続けた僕ら
夜が来ても
ちょうどよすぎた僕ら
とどのつまり
壊し続けた僕ら
時が来ても
こんなんじゃダメだね
このままじゃダメだね...たのしいあそび
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もの言わず佇む木々
おきざりの聾唖の王
もの言えず微笑む君
おしだまる牢屋の夜
眠りすぎて夜が来ない
僕と君の距離の秘密
眠れなくて朝が来ない
君と僕の距離の秘密
もの見えずこの身を裂く
おちぶれた頭上の意味...blind touch
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いつか風が水面を揺らした日は
せめて届けよカガミにうつした歌
今は騒ぎ立てて遊んでいよう
今は誰にも見つかりはしないから
遠く荷馬車は行方も知れずに
僕とあなたの違いを探してる
その夜 灯も消えて
足元すべらせた僕ら
その夜 君は気付く
この世はすべてハリボテ...パノラマ島奇譚
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湿り気も払えずに
繰り返すバイブレーション
誤作動の賜物で
聞こえてた君の歌
夢はいつも終わりから
にじみだす
いくばくの義務感も
ふきこぼれて
誰よりもノイジーに
撒き散らすディストーション...frog song
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アスファルト ざらざらだ
君の心もざらざらだ
心もころころ 転がるここで
君の心もざらざらだ
アスファルト ざらざらだ
君の想いもざらざらだ
誰もが誰にも なれない場所で
君の心はざらざらだ
だから街は動いてる
何かを知ってるくせに...アスファルト
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キミも霊長類
ボクも霊長類
みんな霊長類
みんな霊長類
サンショウウオも アルマジロも
霊長類じゃないけど
トーヘンボクで役立たず
キミは結局霊長類
キミは霊長類
ボクは霊長類...レーチョールイの唄
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ボクはキミにはなれないし
キミはボクにはなれないね
誰も誰にもなれないで
離れ離れになれないの
やせほそり方がわからない
やせほそり方がわからない
ヨロレイヒー
今日もあたりまえなビョーキ
今日もあたりまえなビョーキ
よくないことが起きはじめ...影男
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ながめてみてた 夜のうごき
キミもボクも うでを揺らして
濡れる年月 無難なこしらえ
暮れる演繹 無縁なあつらえ
踊る孤独も キミのうごき
意味の奥も 羽を裏付け
わからないほどドキュメントのなか
わからないほどムーブメントのなか
ここはどこにもなく
動き続けるカメラ...ずれてく
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汗ばんだ夢で
蝕んだ
身体の夢も届かずに消える
あたり構わず
脱ぎ散らかす
シャツに異邦人はプリントされ
頭ごなしに
頭が無い
人の両眼の窪みにあわせて
青ざめたキミの...無頭人 Acephale
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どこからか来たような
誰かの呼び声
どこからか来たような
呼び鈴を鳴らす それは
由来もない
頬を撫でる風
薄く揺れる
ぼくのいない街
どこからか呼ぶような
見えないこの声...呼ぶ風
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きみにもぼくにも夏が来る
おんなじように
暗い目してても夏は来る
おんなじように
蒸し暑く眠れない日
雨は未だ嵐のように
揺れ動く眠れない日
胸は未だ少女のように
Summer Edition 通り過ぎるのかい
僕らの頭上を...Summer Edition
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不吉な夢を作るレッスン
ボクのゆーうつなティーチャー
不吉な雲につかまる鳥は
青い身なりでパーティー
その過程には その過程には
その過程には その過程には
ひきつるあなた 未だ病の身
不吉なシャツに着替え出したら
もうすぐ終わりのシグナル
不吉な嘘にはさまるキミは...おきのどくの籠
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突っ伏したままで見た夢
ギリギリの時間帯
鬱屈した由来は
焦らせて 逃げ出して
もうどこにもいけない
すれ違う人に顔は無い
もう終電逃して
すれ違う顔が無い
暗闇の中でステーション
ギリギリの時刻表...暗闇の中でステーション
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ただ思い出すこの記憶 重いこの身を引きずって
忘れられればこの足も 遠く街を歩けるはずが
レムスリープ
明日からの日々に向けて 置き去りにしたあの日々に
何故か眠るボクを呼ぶよ 夜歩いたあの季節が
レムスリープ
眠ろう 何にもなれる
眠ろう キミにもなれるから
眠ろう すべて忘れて
眠ろう キミにも...レムスリープ
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大地主のダイヤモンド
歌う夢に海は大荒れ
放蕩にももどれぬ航路
うまくあしらう夜ごとのカード
トランプの絵柄に見える渦
膿んだ傷に潮風がしみて
大通りで買ったナイフは
うまく切れずに光を映して
ゆらぐ独り言
救えない神様...荒れ航路
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空き部屋に こぼれた水の あとさき
咲く胸は こじれた夢も あきらめて
liquid room 巡るその水
liquid room 映るその影
空き部屋に すれ違う人の あちこちに
かなわぬ水 伝わる意図の 穴あきは
liquid room つたうその水
liquid room ふさぎきれずに
溢れ...liquid room