作品一覧
その他
オンガク
確かなリズムを教えてくれる 鉄鎖の笑い声 反復する二つだけを耳に楽しむ 誰も居ない公園の 奇妙なうねりはノスタルジック 何だかひどく気恥ずかしくて 遠い心に力を寄せる 陽気に家出した靴はやがて引き返して玄関の戸をゆっくり叩くだろう 存在しないはずの温度を感じたならそれが全て ビブラートの利いた鼻歌で...
[即興詩]【アットホーム・アットボイス】