アルニャート／零星霜(inst)

歌詞

曖昧で十分だった
花束を抱えて
泣いている今が私を失っても

主役になんてなれない
人生に微睡んで
ただ正しく呼吸して
笑いたかったな


また明日も分かったような
ふりをして哀を掻き乱すの
いつかまた私の声が
届いてくれるなら


生きる意味なんて 涙を流した
理由なんて 誰を救えるの？
こんなことを考える夜中は
また私を蝕んでゆく

さようなら、ライアー
私だけがヒロインになるなんて
笑わせないでよ
酷いね 溺れちゃったみたい
泡沫に攫われた明け空




正解なんてなかった
それでも弱かった
私の淡い感情と心音とが

ぶつかった衝撃で
いっそもうあのまま
ただ正しく鼓動して
いてくれたなら


すれ違った愛憎が
もう元には戻れないと分かっても
一人の夜はまだ苦しくて
なんて、何でもないよ



生きる意味なんてと 空を仰いだ
それだけで何か変われるの？
また今日も分かったふりをして
寂しくて 怖くて 痛くて

さようなら、ライアー
全て消し去って
葬れない私が大嫌いだよ
ごめんね 私を忘れないで
閉じた目に眩しかった明け空