太陽と月が重なりを見せた時
二つの産声があがった

ひとりは絶対者の子
もうひとりは貧しき父なし子

ひとりは千のラッパに包まれて
もうひとりは、言葉がひとつ

太陽は幸せか?
否、熱く燃える表面は己さえ焦がすだろう

月は幸せか?
否、冷たく凍る世界は涙さえ拒絶するだろう

太陽は月の存在をしらず、ただ己の炎だけがすべて
しかし月は太陽を見つめる、羨望と嫉妬の冷気を纏って

星星は彼らを見つめた
どちらに付くかは必然
光は光を求め強く光ろうとするから

だから、強い光を求める小さな光があつまりさらに大きな光になった
ただ、月の孤独も光をわずかに集めていた

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太陽と月

小説などによくある物語の冒頭に付随してくる詩をイメージ
敵役が太陽、主人公が月、星星がそれを取り巻く人々

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投稿日:2011/05/12 05:59:18

文字数:283文字

カテゴリ:歌詞

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