「笑わないヨハネ」

鋭い爪も牙も 自分を傷つけるだけで
守りたいものなんて
簡単に見つからない 見つけたくもない

そのくせ思うんだ
我儘さ 愛を知りたいなんて
どんな色してるかな 赤ければいいのにな なんて

巫山戯た言葉 それなりに 真面目なのにさ
ねぇ 何がお望みなの?

これじゃまるで僕だけが 馬鹿みたいだな!

笑わないヨハネ 冷たいままで
生きる術を教えて
僕一人か 僕以外か
どちらが間違っているの?

笑わないヨハネ 気付いているさ
どちらも同じことさ
それでもただ 生きてくのさ
夜が来ればただ眠るだけさ

消えかけのランプで 帳の降りた街を歩く
雨が降りませんように
下らない祈りだろう

生憎だけど 傘は要らないさ
濡れていたほうが まだましだから
一人で別にいいさ
どうにせよ 傷つくのならば

笑わないヨハネ こんな歪で
醜い僕のことを
どこのだれが 分かるのだろう
分かりたいと思うのだろう

笑わないヨハネ こんな自分を
好きになれるだろうか
みんなが言う 当たり前が
僕には一つも分からないのに

ねぇ

嗤ってよ ヨハネ
こんな世界さ
だけどこれで全部さ
産まれてから 独りきりで
ずっと戦ってきたのさ

寂しいの ヨハネ
泣けば泣くほど
置いてかれる気がして
傷つくのが 怖いだけで
それでも一人じゃ歩けないから

泣かないで ヨハネ
君の涙は
僕を濡らす雨だと
気が付いてる? 気が付いてよ
風邪ひいてからじゃ遅いよ

往かないで ヨハネ
もう少しだけ
笑顔なんか見せないで
今の僕じゃ 弱すぎてさ
作り笑いしか返せないから

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

笑わないヨハネ 歌詞

閲覧数:1,561

投稿日:2020/11/21 19:43:16

文字数:684文字

カテゴリ:歌詞

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