雨上がりの路地に浮かび上がる小さな虹の橋。
水溜りのある、でこぼこ道のんびり歩いていく。
いつの間にか、湿った空気もゆっくり乾いてく。
たまには別の道を使って帰ろうかな。
そんなこと思ってみたり
さよなら
二人過ごした日々は流れ、風の中で君の声が囁く
バイバイ
なれない街並みはいつも、大きく見える時がある。
それでも少しずつ、知らぬ間にゆっくり小さく見えるようになる。
かすんで見えてく。
さよなら
泣きながら無理して微笑うきみの髪が、風の中でなびいてる。
さよなら
二人過ごして日々は流れ。
誰の声にも負けないように、腹の底から叫ばなくても良いから。
ただ、静かにひっそりとぼくの耳元で囁いていて欲しい。
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