届け 届け 貴方に 届け
春が訪れ 夏過ぎゆく 秋待ち過ごし
また貴方を待つこの季節がやってくる
寒いでしょって ほらこれ使いなって
差し出してくれる手袋も もう ボロボロになってしまったよ?
帰ってくるねって 貴方は確かに約束してくれた
だから私はずっと いつまでも
貴方を待ち続けているの
届け 届け 貴方に 届け
(本当は知っているの)
(もう、貴方にこの声は届かないと言う事を)
届け 届け 貴方の逝る場所まで
寒いよねって ごめんねって
貴方は凍てつくような寒さの中 旅立ったね
だけど 大丈夫だよ
寒くないよ 寒くなんて無いよ?
だって わたしは あなたと出会えて
本当に しあわせ だったから
だから 心配 しないで
だから わたし 貴方の為に
謡うわ
届くかな 届けば良いな
私は今 一人だけど 寂しくないよ
ちゃんと 貴方の望んだ通りに謡っているよ
貴方は わたしが居る事で 生きた証を残したね
私は 貴方を表現出来たかな
出来たら 良いな
嗚呼 ほら 貴方がわたしを呼んでいるね
やっと 逝けるね 貴方が逝る その場所まで
今度は ちゃんと 歌うから
だから もっと もっと 貴方の傍で歌わせてね
貴方が私を想う歌を 私が貴方を想う歌を
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