タイトル未定

古文嫌いな方はプラウザバック推奨です。

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我が身ひとつ　そなた待つ
二十三夜して　願へども
未だに続く　浮き寝の夜

宿世(すくせ)の契りと信ずれど
心もとなし　日は続くめり

かれぬまつに　妹背のかひ
そなたの帰り　願い待つ
たとひ千歳(ちとせ)が過ぎぬれど
色移ろふことはなし

蘇芳に染まる　そなたの身
風の便りにて　聞き侍りき
我が衣手は　露にぬれ

貝合わせにて　妹背なし
とわにわりなし　御遊び

かれむるまつに　割れしかひ
そなたの帰り　叶はえども
色移ろうことはなし

その烏羽また見んと
我が緑　九十九髪になりしとも
我は忘れじ
次(つぐ)の世でまたかひを成さん

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現代語訳→http://piapro.jp/t/Kxj4