初夏から始まる恋は
晩秋を迎える頃に
過去ると知っていながら
それでも感じたい

裸足で砂浜を無邪気に
駆ける背中を追掛けても
足跡ひとつ残らない
奪われた軌跡

碧の海を篝火が染めてく
涼しい風を受けながら嵐は騒ぐ
荒れる波が心を映し
暮れる朱が切なく消えて
この胸の傷を焦がす

白夜に交わしたキスを
懐かしむ程暇はない
戻れなくたって構わない
後悔もしてない

裸で確かめた絆が
背中を向けて逃げてっても
今の私じゃ掴めない
負わされた十字架

薊の花を頼りに歩いてく
哀しき罅を抱きながら日々を哀れむ
惜しむ事は許され難く
恥じる事も許され難く
もう忘れるしかないね

幾つの枷を外せば救われるの
戒めの愛鳴きながら終わりゆく夏

碧の海を篝火が染めてく
涼しい風を受けながら嵐は騒ぐ
荒れる波が心を映し
暮れる朱が切なく消えて
この胸の傷を焦がす

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

碧火涼嵐

閲覧数:18

投稿日:2013/09/01 23:46:59

文字数:378文字

カテゴリ:歌詞

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