たとえ君が飛んだって、そうさ、僕が飛んだって、羽ばたけるのは一瞬で。
世界が少しだけ変わったとしても、明日のテレビと新聞くらいさ。
もしも君がそうやって見出しを変えたって、今日も明日も続いてて。
あの子は切り取った空だけを仰ぎ見て、天使の踵を望んでる。
飛び散った羽の行き先をペシミスティックな目で視てる。
散ったその意味はわかってる。自分で歩くのが怖いだけだよ。
歩き出す事が怖くても、転んでも、また立ち上がれんだよ。
もぅ汚れても構わないだろう?
神様も、「精美なだけ」を望んでないさ。
「見えてたのは、天使の踵。手に入れたのは、真っ白な羽。」
君の理想を抱き締めて、今も夢見てるあの子がいる。
翼が無いと嘆くより、走り出した君が素敵だよ。
さぁ、あの子を迎えに行こう。
真っ白な羽を抱き続けるあの子を。
落ちた天使も悪かないだろう。
手を取って扉を蹴破っていくのさ。
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