下見て悦に浸って　上見て心へし折れて
抱いた灯火は消えた

後ろに迫る足音　先には見えない背中
砕け散る脆い足元

あがく心闇に消え　もがく身体雁字搦め
伸ばす両手は虚空を切り　両足に鉄の鎖

あげる声は届かずに　込めた想いは伝わらず　
さんざうちひしがれたけれど　音だけは手放せない

叫べ　その声が枯れるその時まですべて　
全力で奏でろその音を　彼方へ
いつかその声が届くその時まで　かきならせ想いを
響かせろ　さけびぬけ

歩んだ道は霞んで　歩む先は霧だけれど
灯火はまだ燻ってる

いまだに先の背中は　見えないとこにあるけれど
立ち止まるのはもうやめた

たぎる心握りしめ　燃える想いに身を任せ
伸ばす両手で天をつかみ　両足は大地を踏む

たとえ声が届かずとも　想いがつたわらなくとも
どれだけ罵られようとも　音だけは弾きつづけよう

叫べ　その音が消えるその時まですべて
全霊で奏でろその音を　空まで
いつかその音がとどくその時まで かきならせ願いを
響かせろ　歌いぬけ

時には立ち止まることもあるけれども
休み終えたあとはまた歩き出そう
道は決して平坦ではないけれども
歩みつづければいつかたどり着くから

叫べ　その声が枯れるその時まですべて
全力で奏でろその音を　彼方へ
いつかその声が届くその時まで　かき鳴らせ想いを
響かせろ 大地へ

叫べその音が消えるその時まで
全霊で奏でろその音を　空まで

いつかその音がとどくその時まで　かき鳴らせ願いを
響かせろ　歌い抜け